日本のタクシー115年「はじめての大変革です」 外資とタッグで「完全無人タクシー」来年実現へ 国交相「なんかワクワクしますね」

タクシー市場 拡大傾向が続く

車内にドライバーが常駐しない「完全無人タクシー」を2027年中に実現すべく、国内初の合意が取り交わされました。目標達成の第一歩です。

Waymo、創業から15年で日本の道に進出

 車内にドライバーが常駐しない「完全無人タクシー」の2027年中の実現に向けて、国内初の合意が取り交わされました。国土交通省はバス、トラックを含めた自動運転サービス車両を、2030年度に1万台の目標を掲げていて、この達成に向けた第一歩です。

 アメリカの自動運転タクシー大手のウエイモ(Waymo)、タクシー配車サービスのGO、タクシー最大手の日本交通の3社が2026年9月15日、東京都内で2027年中にドライバーレスの完全無人タクシーを運行することで合意しました。同日に3社が国土交通省を訪れて、金子恭之国交相に報告しました。日本交通の川鍋一朗会長の第一声です。

「おかげさまで、何とかようやく発表にこぎ着けられましたことをご報告させていただきます。許認可に向けて最大限努力し、できれば来年のどこかの時点で、東京で、順次台数を増やし、最終的には100台規模で運転席に人が乗ってない自動運転タクシー、日本で初めての試みを、お客様誰でも乗れるタクシーという形で実現したいと思っております」

 日本にタクシーが登場して115年。「はじめての大変革です」と川鍋氏は強調しました。

 また、金子国交相と握手を交わしたウエイモの共同CEO・テキドラ・マワカナ氏は、次のように話しました。

「ウエイモは15年前に始まりました。 公道での安全をより拡大して、利用者のもとに届けたい、という思いで始めております。今回のパートナーシップの合意により、日本交通様、GO様のご協力をいただきながら、日本に来まして、日本の皆様に私どものサービスをしっかりお届けすることができるということを大変楽しみにしております」

 2027年度内に実現を目指す自動運転「完全無人タクシー」は、車内には乗客だけ。ドライバー不在で運行します。自動運転に適した営業区域を限定して、乗客の行き先に向かいます。

 国交省は、完全無人タクシーを担い手不足の解消と、交通空白地域での公共交通の代替を目指し、日本にとって必要不可欠な技術革新として取り組んできました。金子国交相は、次のように答えました。

「2027年中に日本で初の完全自動運転自動完全無人タクシーが実現するということで、3社の合意をたいへん喜ばしく思っています。なんかワクワクしますね。私も自動運転には非常に強い思いがあり、日本が抱える社会課題を解決するための切り札だと思っています」

 日本は2030年度にバス、トラックを含めて1万台の自動運転サービス車両を普及させる目標を掲げています。さらに、金子氏は話します。

「国土交通省は(大臣を本部長とする)自動運転社会実現本部の下で、自動運転の早期実現を目指しています。ロボタクシー事業が円滑に実施されるように必要な環境整備を進めるなど、しっかり後押しをしてまいりたい。来年の運行開始に向けて、詰めの作業があると思いますが、しっかりがんばっていただきたいと思います」

 国内で誰もが体験できる自動運転タクシーが、間近に迫りました。