奥羽山脈を越える「117kmの国道」に新トンネル完成! 高速・国道・鉄道並行の“狭い難所”を回避! 14年越しの開通

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岩手県は、八幡平市内で整備を進めてきた国道282号「佐比内トンネル」が開通したと発表しました。

国道282号「佐比内トンネル」が開通

 岩手県は2026年9月12日、八幡平市赤平地区で整備を進めてきた国道282号「佐比内トンネル」が開通したと発表しました。

 国道282号は、盛岡市から青森県平川市までをつなぐ総延長117.8kmの路線です。盛岡ICから八幡平、鹿角経由で青森を目指す東北道に並行し、新トンネルがある岩手・秋田県境部はJR花輪線に沿って奥羽山脈を越えます。

 このため国道282号は、東北道が通行止めとなった際の代替路線として位置付けられており、岩手県の地域防災計画では緊急輸送路(第2次)にも指定されています。しかし、佐比内トンネルの現場付近の現道は幅員が狭く、また線形が悪いのが課題となっていたほか、冬期には積雪の多さからしばしば通行に支障をきたしていたといいます。

 そこで本区間では2012(平成24)年度、現道より南側の山地部分を貫く佐比内トンネル(210m)の築造と、佐比内橋(10.5m)を含む地上道路の改修など、全体延長760mの改良が事業化されました。2024年度にはトンネル本体の築造工事がスタートし、翌2025年4月にトンネルが貫通。そして今回、トンネルが開通を迎えました。

 なお、当該部の現道は幅員が5.5m~6.5mであったのに対し、新しいトンネル部分は7.5m、トンネルに至る地上道路は12mの幅員を確保したとのこと。設計速度は60km/hで、計画交通量は1日あたり2432台を見込んでいます。