滋賀県内で2025年に全線開通した国道8号「米原バイパス」に続く「彦根東近江バイパス(I期)」。整備の最新状況が明らかになりました。
「彦根東近江バイパス」事業などを審議
国土交通省 近畿地方整備局は2026年9月7日(月)、本年度第2回目の事業評価監視委員会を開催。滋賀県内で進む国道8号「米原(まいばら)バイパス」「彦根東近江バイパス(I期)」整備の進行状況も審議されました。
米原バイパスと彦根東近江バイパスは、琵琶湖南部の主要道路である国道8号のバイパスです。事業延長は合計すると約33.3kmにおよびます。
このうち米原バイパスは、滋賀県の長浜市から彦根市までを結ぶ延長10.3kmで、2025年9月には、国道8号現道と接続する南端の2.2kmが暫定2車線で整備され、全線開通を迎えています。これにより国道8号のバイパスは、北陸道の長浜IC近辺から伸びる長浜バイパス(5.8km)と合わせて16.1kmがつながりました。ただし、米原バイパスの大部分にあたる約8.3kmは暫定2車線となっています。
一方の彦根東近江バイパスは、米原バイパスから連続して南へ進み、近江八幡市へと至る約23kmの計画です。2026年度より、彦根市から多賀町までを結ぶ8.1kmがI期事業としてスタートしたばかりです。
米原バイパスからは東海道新幹線や名神高速よりも山側を、4390mのトンネルで一気に貫く計画です。多賀町内では名神高速の多賀SA(スマートIC併設)付近を経て、キリンビール滋賀工場付近の犬上川右岸が終点となります。
ちなみに、多賀町から先の残り区間は「調査中」とされていますが、すでに都市計画は決定済み。
国道8号の現道は2車線かつ信号が連続しているうえに、ロードサイド店も多数立地しているため、混雑の緩和が課題となっています。近畿地方整備局は、米原バイパスの全線開通によって交通が現道から転換し、旅行速度が向上したことも公表しており、今後も彦根東近江バイパス(I期)の整備を引き続き推進し、早期の完成を目指すとしています。