ブンデス開幕戦で圧巻ハットの鈴木唯人「日々やっていることが少し報われた」 W杯の悔しさを糧にさらなる飛躍へ「日常にこだわってやるしかない」

好業績迎える日本の尖った業界

 フライブルクに所属する日本代表MF鈴木唯人がオンライン取材に応じ、フライブルクでの日々や日本代表について語った。

 ブンデスリーガ開幕節のブレーメン戦ではハットトリックを達成し、4-1の快勝に大きく貢献した。ブンデスリーガの歴史における日本人選手のハットトリックは、2006年の高原直泰(フランクフルト)、2015年の武藤嘉紀(マインツ)以来、3人目の快挙となった。またフライブルクは現在公式戦5連勝と最高のスタートを切っている。鈴木は「その前の3試合で得点やアシストができていなかったのですが、準備していることにはすごく自信がありました。やるべきことをやっていれば、結果は後からついてくるだろうと思いながら日々準備していたので、ハットトリックできたこともそうですけど、日々やっていることが少し報われた感じがして、より良い自信が得られた機会だったかなと思います」と改めて振り返った。

 キャリアにおけるハットトリックは自身二度目。ブレンビー所属時代の2024年3月、スーペルリーガ第22節・シルケボーIF戦以来となった。鈴木は「取れたタイミングがデンマークにいた時とすごく似ている感じがしています。チームにある程度フィットしてきたタイミングでのハットトリックでした。もちろんブンデスリーガとデンマークリーグではいろいろと違う部分もありますけど、また違った嬉しさや自信が付いた部分もありました」と回顧。「まあ、もうあまり気にしていないので、次に向かっていければいいかなと思います」と前を見据えた。

 今夏フライブルクにはGK長田澪(ミオ・バックハウス)、MF山本理仁、FW後藤啓介が加入。鈴木も含め、日本人選手はフライブルクの一大勢力となっている。「いい関係を築けていますし、お互いに切磋琢磨して日々頑張れていると思います。たまにご飯に行ったりもしますし、一緒にチームのために頑張っていければいいと思います」と日本人選手同士の関係性について明かした。

 FIFAワールドカップ2026では、チュニジア代表戦の途中出場にとどまり、不完全燃焼に終わった。4年後の2030年大会で日本代表の主軸の一人を担うことも期待されているが「今から毎日のように(2030年大会を)考えてやるのはすごく難しい。今、目の前のやるべきことを一つずつクリアしていけば、良い状態で迎えられるワールドカップが待ってるのかなと思っています」と先を見据えすぎず、目の前の一戦一戦に集中する構えだ。

 敗退が決まったブラジル代表との決勝トーナメント1回戦は、ベンチから見守りピッチに立つことは叶わなかった。「チームとしても個人としても成長を遂げないと、ああいった舞台では活躍できないと思いました。そうなるために日常にこだわってやるしかないので、考え方はシンプルでしたね」と鈴木。世界の舞台で味わった悔しさを胸に、まずはフライブルクでの日々に全力を注ぎ、さらなる成長を目指す。

取材協力=ブンデスリーガ
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

【ハイライト動画】鈴木唯人がブンデス開幕節で圧巻のハットトリック!