上空は晴天なのに正面は「白い壁!?」“猛烈ハリケーン”の内部を観測するハンターが「目」の様子を公開 風速278km/hの中へ!

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アメリカ空軍の第53気象偵察飛行隊「ハリケーン・ハンター」は2026年9月5日、ハリケーン「ローウェル」の内部を飛行し、ハリケーンの“目”に到達した際の映像を公開しました。

正面には不気味な白い壁…

 アメリカ空軍の第53気象偵察飛行隊「ハリケーン・ハンター」は2026年9月5日、ハリケーン「ローウェル」の内部を飛行し、ハリケーンの「目」に到達した際の映像を公開しました。

 このハリケーンはアメリカのハワイ州に接近し、非常事態宣言が出されたハリケーンです。アメリカの国立ハリケーンセンター(NHC)は9月5日未明時点で、最大風速が66m/sに達したとして、同国でハリケーンの強さを示す「サファ・シンプソン・ハリケーン・ウィンド・スケール」で、上から2番目に強いカテゴリー4に分類しています。ちなみに、日本の台風の基準では、風速66m/sは「猛烈な強さ」に該当します。

 アメリカでは、空軍とNOAA(米国海洋大気庁)が航空機を用いてハリケーンの勢力などを調査・監視し、被害を最小限に抑えるための情報を発信する「ハリケーン・ハンター」が編成されています。場合によっては、航空機をハリケーンの内部に直接進入させることもあります。

 今回は、実際にハリケーン内部への進入を実施した際の様子です。クルーが観測した最大風速は150ノット(約278km/h)、中心気圧は927ヘクトパスカルに達したとのことです。公式Xでは、実際にハリケーンの「目」に突入した際の映像が公開されており、上空は晴天であるにもかかわらず、正面には不気味なほど分厚い雲の壁が広がっている様子を確認できます。

 ハリケーン・ハンターのクルーはハリケーン内部に進入した後、リアルタイムでデータを収集し、NOAAやNWS(国立気象局)のNHC(国立ハリケーンセンター)へ送信したとのことです。

 なお、ハリケーンへの進入に使用される航空機としては、C-130J「スーパー・ハーキュリーズ」やP-3「オライオン」、ガルフストリーム・シリーズなど、軍用機・民間機を問わず、頑丈で信頼性の高い機体が選ばれています。

【不気味な白い壁…】これが、上空のみが晴天の「ハリケーンの目」です(動画)