96歳大道芸人、能登に祈り 金沢市

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 「伝説の大道芸人」とも呼ばれるギリヤーク尼ケ崎さん(96)がこのほど、金沢21世紀美術館(金沢市)で公演し、2024年に起きた能登半島地震の犠牲者らに祈りの踊りをささげた。約500人の観衆が見守る中、「念仏じょんがら」など3演目を披露した。
 車いすに乗って登場したギリヤークさんは、津軽三味線の音色とともに首に掛けた数珠を振ったり、手を合わせたりしながら踊り、公演終盤にはバケツで頭から水をかぶるパフォーマンスも行った。観衆は手拍子で応え、「ギリヤーク!」の掛け声が幾度も飛び交った。
 公演は同美術館の特別展「路上、お邪魔ですか?」の一環。同展では、路上の芸術としてギリヤークさんの写真や映像が展示された。同美術館キュレーターの本橋仁さんは「ギリヤークさんが生身で踊る姿を見せたかった。今回の公演で展覧会が完成した」と話した。【もぎたて便】

〔写真説明〕金沢21世紀美術館での公演で、バケツを使って頭から水をかぶる大道芸人のギリヤーク尼ケ崎さん(中央)=8月29日、金沢市