【ベルリン時事】ドイツ東部の旧東独ザクセン・アンハルト州議会選で勝利した極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のジークムント州首相候補は7日、政権樹立を目指して他党と協議すると述べた。しかし、唯一AfDとの連携を排除していないポピュリスト新党BSWと折り合えるかは不透明。AfD抜きでの政権樹立も困難で、政局は流動的だ。
ジークムント氏はベルリンでの記者会見で、「今後数日間から数週間」の協議を経て「安定した過半数を確保できれば首相に立候補する」と述べた。定数83に対し、39議席を確保しており、3議席足せば過半数を満たす。ただ、妥協して支持者の失望を買うことを懸念しており、協議がまとまらなければ、再選挙も辞さない構えだ。
東独独裁政党の流れをくむ左派党から独立したBSWは、厳格な移民政策や公共放送改革、ロシア産天然ガス供給再開などでAfDと共通点を持つ。党創設者ワーゲンクネヒト氏は「(AfDと)共有できない立場が幾つかある」としつつ、協議には前向き。一方で「党派の垣根を越えた人物」を首相に据える案を提唱し、AfD以外の政党にも秋波を送っている。