シメオネ監督が“裏切りのエース”に寄せる愛と期待「フリアンには今、やり直すチャンスがある。ゴールで信頼を取り戻すんだ」

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 アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、クラブ残留となったFWフリアン・アルバレスに今一度、期待を寄せた。4日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 フリアンは今夏、アトレティコ・マドリードとの現行契約を2030年夏まで残していながら、「全員にとって最善なのは移籍すること」とバルセロナへの移籍願望を公にしたことで、クラブ関係者やアトレティの反感を買った。最終的に、5億ユーロ(約925億円)を用意できなかったバルセロナが撤退した後、残留とアーセナルへの移籍を天秤にかけ、前者を選択。先日のビジャレアル戦で、大ブーイング浴びた『メトロポリターノ』で信頼を取り戻す1年を過ごすことになる。

 そんななかで4日、アスレティック・ビルバオ戦の前日会見に出席したシメオネ監督。すでにトレーニングに復帰しているフリアンについて、“チョロ”は「彼はとても良いトレーニングをしているよ。(アスレティック・ビルバオ戦に)招集する予定だ。彼にも、他のチームメイト全員と同じように、最高のパフォーマンスを期待している」としつつ、「フリアンの騒動が私を疲弊させたか? いいえ、私は常に前を向いているからね。多くの挑戦が待ち構える素晴らしいシーズンが始まったばかり。どの試合にも、全力を尽くすつもり」と過ぎ去った夏ではなく、目先の試合とシーズンに集中していると述べた。

 そして、「私の考え方をはっきり言おう」と口にしたシメオネ監督は、“裏切り者”の烙印を押されたエースに対して、「人生とは、チャンスに満ち溢れているものだと思うんだ。フリアンには今、やり直すチャンスが巡ってきている。我々はよく他人を攻撃しがちだけど、そういったことを控え、もっと多くのことを学ぶべきなんだ。彼にとって、今回のことが良い学びの機会になったことを願っている」と愛情を注ぐ。さらに、「そして彼が幸せであること…昨日パウロ・フットレ(クラブレジェンド)が素敵な動画で言っていたように、ゴールで信頼を取り戻してほしい」と“プレー”での挽回に期待を寄せている。

 この夏、惜しまれながらサヨナラを告げた“先代のエース”も「ここでの愛情に気付けなかった。間違いを犯したんだ」と、“プレー”で信頼と愛情を取り戻した過去がある。贖罪を誓ったフリアンが、クマとイチゴノキのエンブレムに何をもたらすのかに、注目が集まっている。