陸上自衛隊の“ちいかわ”ドローン!? 缶コーヒーサイズで可愛らしい飛び方 でも中身は「本格派」

AI普及で需要拡大の機器とは?

「小型攻撃型UAV I型」として陸上自衛隊が採用したオーストラリア製ミニサイズ・ドローンが初めて姿を見せました。

直径40mm「小さくて・カワイイ」極小ドローン

 陸上自衛隊の「小型攻撃型UAV I型」こと、ミニサイズ無人機「ドローン40」が初めて演習に登場しました。2026年8月25日から9月5日の日程で実施されている日仏共同演習「ブリュネ・タカモリ26」における対ゲリラ・コマンドウ訓練で、ドローン40による敵の捜索・識別・攻撃が実施されました。

 陸上自衛隊では「小型攻撃型UAV」の名称で、I~III型まで3種類の導入を計画しています。I型は軽量な個人携行型で主に偵察や対人攻撃に使用するもの、II型は個人携行型ですが軽装甲車両や小型舟艇などの攻撃に使用するもの、III型はより大型の車載型とされています。この3種類の中で、「ドローン40」は今年(2026年)5月、I型として選定されました。すなわち「小型攻撃型UAV」の中でも最小のものが「ドローン40」ということになります。

「ドローン40」はオーストラリアのDefendTex社製で、全長わずか12cm、重量190gと極めて小型(本体部のみ)で、手投げのほか擲弾銃から発射可能です。直径40mmの円筒形をしており、そのサイズ感や重さは190mlの缶コーヒーとほぼ同じです。

 見た目こそ小さく、一見すると市販のドローンのような可愛らしい飛び方をしますが、滞空時間は最大60分。偵察用だけでなく、搭載するペイロードを破片弾や自己鍛造弾に換装すれば攻撃用になるほか、発煙弾や特殊閃光弾まで幅広く用意されており、極小サイズながら多用途に用いることができます。

 なお、今回の対ゲリラ・コマンドウ訓練では、さらに敵ドローンを無力化するUAV対処訓練も実施され、ドローンガンや照準補助装置「SMASH」などが使用された模様です。