世界で1機のみ!? 激レアの空飛ぶ“泡立て器”80年ぶりに「珍ヘリコプター」として当時の姿に修理して復活!

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アメリカ空軍博物館は2026年9月2日、初期の試作型ツインローターヘリコプターであるケレット XR-8のレストア動画を公開しました。

初期のツインローターヘリコプター

 アメリカ空軍博物館は2026年9月2日、初期の試作型ツインローターヘリコプターであるケレット XR-8のレストア動画を公開しました。

 この機体は、第二次世界大戦中の1944年8月7日に初飛行した、ケレット・オートジャイロがアメリカ陸軍向けに開発したツインローター方式のヘリコプターです。

 現在主流となっているテールローター付きのヘリコプターや、旧ソ連・ロシア製ヘリコプターに多く見られる同軸反転ローター方式とは異なり、2基の水平ローターを左右にずらして配置しています。これは、テールローターを駆動する必要をなくし、ヘリコプターを安定させるという構想を実証するために採用された方式でした。

 アメリカ陸軍内では「エッグビーター(Eggbeater/泡立て器)」の愛称で呼ばれていました。その名の通り、ずんぐりとした卵型の胴体を持ち、単一の垂直尾翼と三輪式の降着装置を備えていました。

 初飛行では飛行が安定せず、その後、1945年3月から新しい固定ローターシステムを採用した2号機が飛行しました。しかし、この機体でも激しい振動が発生し、その解決は極めて困難でした。そのため、実用化は不可能と判断され、計画は中止されました。

 その後も改修が試みられましたが、1946年1月23日に運用試験を行ったのを最後に、結局、実用化は困難と判断され、開発は終了しました。

 アメリカ空軍博物館に収蔵されているのは、開発された2機のうちの1機です。2026年10月、史上初めて一般公開される予定です。

 同機は1946年頃にスミソニアン博物館へ移管されましたが、一般公開されることはなく、80年近くが経過した2022年にアメリカ空軍国立博物館へ移管されました。空軍博物館への移管時にはかなり損傷していたようで、公開された動画では、引き渡し時の傷んだ状態から、現役時代に近い姿へと修復されていく過程を詳しく見ることができます。

 アメリカ空軍博物館は、展示時の状態について「研究開発ギャラリーに展示されているバーティジェット(X-13)の隣に設置される予定です。機体左側の布製カバーは取り外され、内部構造が見えるようになっています」と説明しています。

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