【ベルリン時事】世界気象機関(WMO)は3日、太平洋赤道域東部(南米沖)の海面水温が平年を上回るエルニーニョ現象が、年末にかけて極めて強まり「異常気象のリスクが高まる」と強く警告を発した。サウロ事務局長は「観測開始以来、最も強力になる可能性がある」とし、比較可能な過去40年のデータを大きく上回る勢いだと指摘した。
世界各地の降水量や気温に大きな影響を及ぼし、洪水や干ばつ、熱波を引き起こす恐れがあると警鐘を鳴らした。サウロ氏は「既に(自然災害の)混乱や破壊を目の当たりにしているが、影響はさらに強まると予想している」と訴え、過去最大規模の態勢で各国への助言や情報提供に取り組むと強調した。
〔写真説明〕世界気象機関(WMO)のサウロ事務局長=6月2日、スイス・ジュネーブ(EPA時事)