船底が“シャクレアゴ”なフリゲート スウェーデン海軍の次世代艦として採用!! 幅広い任務に対応可能な万能艦? フランス

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フランスの造船会社であるナバル・グループは2026年8月31日、スウェーデン海軍向けの次世代型フリゲート、FDIを4隻の調達契約を締結したと発表しました。

衝角(ラム)のような船底を持つフリゲート

 フランスの造船会社であるナバル・グループは2026年8月31日、スウェーデン海軍向けの次世代型フリゲート、FDI(Frégate de Défense et d’Intervention)4隻の調達契約を締結したと発表しました。

 このFDIは、将来的にはスウェーデン海軍で「ルレオ級フリゲート」として運用されることになります。ベースとなる艦には、ナバル・グループが2025年10月にフランス海軍へ引き渡したFDI初号艦「アミラル・ロナルク」が採用されるとみられます。なお、同艦はフランスではアミラル・ロナルク級駆逐艦(フランス海軍では駆逐艦相当の扱い)の1番艦とも呼ばれます。

 同艦はフランス海軍向けFDIの1番艦として建造されました。防空、対潜戦、対水上戦、非対称戦を含む高強度の戦闘など、現代のフリゲートに求められる高い多用途性を念頭に設計されており、ルレオ級も同等の能力を備えた多用途艦になると予想されます。

 さらに、スウェーデン海軍が運用することを踏まえ、北極圏を含む「ハイ・ノース(High North)」の厳しい海域や、バルト海、北大西洋といった困難な環境にも対応できる艦になるとみられます。

 排水量は4000トン級、全長約120mになる見込みで、排水量約4500トン、全長122mの「アミラル・ロナルク」とほぼ同規模になると考えられます。

 ちなみに、FDIのベースとなる「アミラル・ロナルク」は、「シャクレアゴ」のように船首の水線下が前方へ突出した独特の艦首形状を採用しているのが大きな特徴です。これは、19世紀に登場した衝角(ラム)を備えた鋼鉄艦を思わせるデザインですが、実際には造波抵抗を軽減することなどを目的として、このような船型が採用されています。

 フリゲートは長時間・長距離の哨戒任務に従事するため、船体の抵抗を低減することは航続距離や燃費の改善という面でも重要です。特に、北大西洋など波の荒い海域での運用も想定されるFDIでは、こうした独特の船型が大きな特徴の一つとなっています。