大阪・兵庫県境をまたぐ新たな都市計画道路が具体化してきました。府県境の未開通部をつなげることで、兵庫の大幹線が大阪への乗り入れを果たします。
府県境をまたぐ大幹線が誕生へ!
大阪府が2026年7月に都市計画道路「三国塚口線」の都市計画変更に関する地元説明会を開催し、その概要を公開しました。大阪・兵庫の府県境をまたぐ未開通部が具体化してきています。
三国塚口線は豊中市の国道176号から西へ、兵庫県尼崎市方面へ計画されている都市計画道路で、2026年6月に府道大阪池田線(阪神高速11号池田線の高架下道路)までの約1.1kmが開通しました。
この道は地図上では府道「庄本牛立線」と記載されている路線です。2車線の道路が4車線の都市計画道路として整備されました。これを見越して沿道には旧阪急バス豊中営業所跡に「イオンタウン豊中庄内」が出店するなどしています。
今回、都市計画変更の対象となるのは、この延伸部にあたる約420mです。既存道を拡幅し、阪急神戸線と立体交差、旧猪名川に橋をかけて兵庫県側に達します。
そして、兵庫県側で接続するのが「山手幹線」と呼ばれる道路です。府県境から神戸市長田区まで約30kmが整備された基幹的な路線の一つで、西宮から神戸にかけては国道2号の山側に並行する東西の大動脈となっています。
折しも2026年3月には、尼崎市内の阪急神戸線の北側で都市計画道路「園田西武庫線」が開通し、大阪の内環状線と接続して府県をまたぐ東西幹線が完成しましたが、同路線は尼崎市内で途切れます。神戸まで一気通貫の山手幹線が大阪まで延伸すると、ルート選択の幅は大きく変わりそうです。
なお、兵庫県内から三国塚口線で国道176号に向かうと、右折、左折1回ずつで新大阪駅まで到達できます。
●道路が「下」、鉄道が「上」に変更
都市計画上の大きな変更点は、阪急神戸線の高架化です。従来は道路を高架にしてまたぐ計画でしたが、道路を平面、鉄道を高架にする案に変更されました。阪急神戸線高架化の事業区間は約670mです。
今後は2026年11月に都市計画案の縦覧、2027年2月頃の都市計画審議会を経て、3月頃に都市計画が決定される見込みです。