高校の教育課程、柔軟に=1単位17コマに細分化―多様なニーズ対応・指導要領

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 高校の教育課程は次期学習指導要領で大幅に柔軟化される。必修を含む複数科目を各校の裁量で組み替えられるようにし、単位計算を細分化。1週間当たり30コマを標準としていた現行制度も見直し、多様な生徒のニーズに対応できる学校づくりを目指す。
 少子化に伴う学校統廃合で、一つの高校に幅広い学力や進路希望の生徒が通うようになった。しかし、現行制度では科目の組み替えや学習量の調整が難しく、多様なニーズに応じにくい。卒業に必要なのは74単位だが、週30コマを標準に3年間で90単位以上履修する学校が一般的だ。
 新制度では、必修科目や選択科目、専門科目などの内容を組み合わせ、新たな科目を作れるようにする。例えば、「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」を一体化したり、教科の異なる「論理国語」と「理数探究」の内容を組み合わせたりして、学校独自の科目を設置できる。
 半期ごとの科目選択や単位認定をしやすくするため、50分授業35コマを1単位としていた計算を17コマに改める。代わりに、卒業に必要な単位数を74単位から148単位にする。週当たりの標準コマ数は示さない。
 外国語や数学の外部試験で高い能力が確認された生徒には、必修科目の履修を免除し、代わりに上位科目の授業や大学の講義などに参加できるようにする。必修科目の標準単位数を減らす「減単」も、認める範囲を広げる方向だ。