日本初! 1600km飛ぶ“長槍”手に入れたイージス艦「ちょうかい」が帰国 改造は残り何隻?

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海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」が約1年間のアメリカ派遣を終え、2026年8月30日に佐世保基地へ帰港しました。巡航ミサイル「トマホーク」の発射能力を獲得し、日本の防衛力強化において重要な一歩を踏み出しています

1年にわたる長期派遣がようやく終了

 2026年8月30日(日)、約1年に及ぶアメリカへの派遣任務を終え、護衛艦「ちょうかい」が日本へ帰国しました。同艦は、巡航ミサイル「トマホーク」の発射能力を獲得するため、2025年9月下旬から約1年間の予定で、派米されていました。

「ちょうかい」は、防空能力に秀でた、いわゆる「イージス艦」と呼ばれる艦で、こんごう型護衛艦の4番艦として1998(平成10)年に就役しました。基準排水量は7250トン、全長は161mで、乗員数は約300名。長崎県の佐世保基地が定係港です。

 日本政府は、敵の侵攻を早期に、かつ遠方で阻止するため、脅威圏外から攻撃が可能な「スタンド・オフ防衛能力」を強化する方針を示しています。その一環で「ちょうかい」は、約1600km飛ぶ「トマホーク」を運用可能にするための改修や乗員訓練を米本土で行うため、太平洋を横断して西海岸のサンディエゴへと向かったのです。

 そして、アメリカ海軍の支援のもと、一連の改修と教育訓練などを終え、このたび母港である長崎県の佐世保基地に帰港しました。

「ちょうかい」は午前7時15分頃、港外から高後崎を通峡し、佐世保港へ入ると、海上自衛隊佐世保基地の立神岸壁に8時頃、接岸しています。

 入港後には、佐世保地方総監である福田達也海将などが出迎えるなか、入港式典が実施され、その後、乗員たちは久しぶりの家族との再会を喜んでいました。

 防衛省では、海上自衛隊が保有するイージス艦8隻すべてに「トマホーク」の発射機能を付加することを計画しており、すでに「きりしま」「はぐろ」については2025年度から改修工事が始まっているほか、「みょうこう」と「あたご」に関しても今年度(2026年度)から工事を開始します。

 ただ、今後改修を終えるイージス艦には、「ちょうかい」のような「トマホーク」の実射を試験する計画は、今のところありません。