退団するワトキンスとの別れに涙…アストン・ヴィラ監督「人間として本当に素晴らしい」

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 アストン・ヴィラを率いるウナイ・エメリ監督が、同クラブを退団するイングランド代表FWオリー・ワトキンスとのやりとりを明かした。28日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在30歳のワトキンスは2020年夏にブレントフォードからアストン・ヴィラへ加入し、ここまで公式戦通算278試合で108ゴール47アシストを記録。プレミアリーグでは6シーズン連続2桁得点を記録しているほか、昨シーズンはクラブ史上初のヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献するなど、主力選手の1人として活躍してきた。

 そんなワトキンスの今夏の退団を望んでいなかったアストン・ヴィラだが、同選手自身が移籍を望んだこともあり、5840万ユーロ(約108億円)に200万ユーロ(約3億7100万円)の追加条項が付随する移籍金でアル・ヒラルに移籍することが決定的になっている。

 アストン・ヴィラにおけるプレミアリーグ最多得点記録(91ゴール)も保持しているワトキンスは、退団希望を明確にしたことで23日に行われたプレミアリーグ第1節のブライトン戦(●0-4)前のトレーニングに参加せず。しかし、その後にはプレー拒否したことを同選手が謝罪したことも報じられていたなか、エメリ監督はその事実を認めつつ、ワトキンスと別れの言葉を交わしたことを明かした。

「彼はブライトン戦の後に、申し訳なかった、過ちを犯したと話してくれた。彼が間違っていたのは確かだが、私たちはそれを受け入れた。選手たちも同様だ。彼の献身的な姿勢と振る舞いは素晴らしかった。彼は素晴らしい人間だ。選手としてだけでなく、人間として本当に素晴らしい。私は彼に大きなハグと少しの涙を交えて『さようなら』と伝えた」

 ワトキンスを手放すことになったアストン・ヴィラは、チェルシーからセネガル代表FWニコラス・ジャクソンを固定額4750万ポンド(約103億円)に1750万ポンド(約38億円)の追加条項が付随する総額6500万ポンド(約141億円)と見られる移籍金で獲得したことを28日に発表している。

 それでも、今夏の移籍市場では昨季EL制覇した際の先発メンバーのうち6選手が退団することが決定的になっているアストン・ヴィラ。エメリ監督は「ニコラス・ジャクソンを迎える今、ここから新たな章が始まる」と語りながら、次のようにクラブの戦略を支持するようサポーターに呼びかけている。

「私たちはクラブにとって最善だという判断を下した。もちろん、選手を売却するようなクラブにはなりたくないが、責任は伴うものだ。30歳の選手(ワトキンス)や(28歳の)エズリ・コンサに対して5000万ポンド(約108億円)もの金額が動くのは常軌を逸したものだ」

「この1年間で選手たちをどのように成長させたのかと、そして今こうして一部の選手を売却するというのは完全に正しい決断だったと言える。私たちは可能な限り迅速にチームを再建しなければならない。(ファンたちは)私たちのやり方や、なぜそのような決断を下したのかという理由を受け入れてもらう必要がある」