フィンランドの防衛企業パトリアは、東京のフィンランド大使館から約7800km離れた本国にある「AMV」装甲車の遠隔操作デモに成功しました。陸上自衛隊の次期装輪装甲車が示した、画期的な性能は何に役立つのでしょうか。
パトリアが自衛隊の最新戦闘車両「AMV」のリモート操作に成功
フィンランドの防衛企業パトリアは2026年8月27日、東京から遠隔操作する形で、約8000km離れたフィンランド本国にあるAMV装甲車を走らせることに成功したと発表しました。
このデモンストレーションは25日から26日にかけて行われ、東京にある駐日フィンランド大使館の中から、フィンランドのパローラ軍事試験場にあるAMVをリアルタイムでリモート操縦しました。
パトリアでは、これにより安全な5G通信やドライブ・バイ・ワイヤ(電子制御)技術、さらには衛星データなどの最先端システムを統合し、地球の裏側からでも安全かつ正確に30tクラスの大型装甲車をコントロールできることを証明できたとしています。
AMVは、陸上自衛隊が2022年に新型の8輪装甲車として採用しており、すでに国内パートナーである日本製鋼所(JSW)でも組立が進められています。今回のデモンストレーションには防衛省や関連企業も多数参加し、高い関心が寄せられました。
この長距離リモート操作のコンセプトは、将来的に最前線での無人輸送や自律的な車列走行など、隊員の命を守る運用にも繋がります。自衛隊への本格導入が進むAMVの、さらなる将来性を見せつける画期的な出来事と位置づけています。