東急線で所要時間18分の「異世界行き」列車が運行開始! 動態保存車両が驚愕の変貌を遂げる

人手不足とオフィス空室率の関係

東急パワーサプライ、東急、東急電鉄は、田園都市線の長津田駅ホームと長津田検車区構内を往復する没入型のイベント列車「実話怪談列車」を運行しました。

「実話怪談列車」3日間限定で運行

 東急パワーサプライ、東急、東急電鉄は、田園都市線の長津田駅ホームと長津田検車区構内を往復する没入型のイベント列車「実話怪談列車」を2026年8月27日(木)・29日(土)・30日(日)の3日間限定で運行します。運行初日となる27日にメディア向け体験会が実施されました。

 この「実話怪談列車」は、東急グループのエネルギー事業者である東急パワーサプライが取り組む節電プロジェクト「夏の電気バカンス大作戦2026」の一環として企画されました。

 同プロジェクトは、夏季の電力需要が高まる時間帯に「気分もカラダもひんやりする体験」を提供し、家庭の電力を止めて涼しい場所に集まることで、節電につなげることを目的としています。

 昨年には商業施設「たまプラーザ テラス」で期間限定のお化け屋敷イベントとして実施されました。今回は、鉄道車両(動態保存車である8500系8637編成)をホラーイベントの会場として本格的に装飾。フジテレビONEやフジテレビNEXTで放送中の「実話怪談倶楽部」に出演した怪談師による没入型イベントとして進化しました。

 なお、料金は大人2400円(小学生1400円)で、東急でんき&ガス加入者は大人2000円(小学生1000円)の割引価格が適用されます。既にチケットは完売し、大人の参加者が目立っています。

「実話怪談列車」は4両編成となり、空気が張り詰めた深い没入を体験できる「絶叫車両」と、怖さが苦手な人や子連れ向けの「ひえひえ車両」の2種類が設定されています。車両ごとに怪談師の話の恐怖レベルが異なっていることが特徴です。

 長津田駅~長津田検車区間は通常、入出庫を行う回送列車などが走行する区間のため、一般の営業列車で乗車することはできません。

手の込んだ「動くお化け屋敷」

 参加者は長津田駅ホームから8500系の「実話怪談列車」に乗るわけではなく、いったん大井町線で使用されている6050系の臨時列車に長津田検車区内まで乗車。ここで「実話怪談列車」に横付けし、渡り板で乗り換える流れとなります。

 長津田駅ホーム~長津田検車区間の6020系には特に装飾などはありませんが、車内では「本日お連れしたお客様の人数と、お帰りになるお客様の人数が同じであることを乗務員一同、心より願っております」といった、参加者を「異世界」に誘う特別な車内放送を聞くことができました。

「実話怪談列車」の車内は外の光が遮断され、不気味な暗い空間に装飾されていました。さらに水蒸気による演出まで施され、わずか3日間の運行のためだけにはもったいないと思えるほど、手の込んだ「動くお化け屋敷」と化していました。

 27日は怪談師・怪談作家の深津さくらさんと、作家・プロデューサーの竹内義和さんが「実際に起こった」とっておきの怪談を語りました。

 怪談師の話が始まると、列車はゆっくりと動き出します。暗い車内からはどこを走っているのかうかがうことはできませんが、実際は長津田検車区構内を走行するそうです。

 体験時間は約18分と比較的短いですが、実際に走行する鉄道車両の中で、濃密なホラーイベントを楽しむことができました。