待機児童2435人、9年ぶり増=東京が保育料無償化で伸び―こども家庭庁

人手不足とオフィス空室率の関係

 こども家庭庁は28日、4月1日時点で認可保育所などに入所できなかった待機児童数が、前年比181人増の2435人だったと発表した。2017年の2万6081人をピークに減少していたが、9年ぶりに増加に転じた。東京都で前年の339人から1113人と、3倍以上に伸びたことが影響した。
 こども家庭庁は、都が25年に始めた保育料第1子無償化による需要の偏りのほか、18歳以下への現金給付などに伴う子育て世帯の増加が背景にあるとみている。市区町村別でも、東京都世田谷区の166人が最も多く、同足立区(106人)、同北区(103人)など上位10位に都内7自治体が入った。
 待機児童の75.5%は首都圏や近畿圏、その他の政令市などの都市部に集中。一方、全体の89.1%に当たる1552市区町村で待機児童がゼロとなった。年齢別では1、2歳児が86.9%を占めた。