アメリカ海兵隊が新たな「小型揚陸艇」を公開! 対中国をにらんだ“島嶼部隊のアシ” 「あれ、本命の揚陸艦は…?」

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本命の揚陸艦の調達が遅れるなか、アメリカ海兵隊が浅瀬まで入り込める小型の揚陸艇を投入し、島々を舞台にした新たな作戦構想の実証に乗り出しました。

西太平洋の島嶼部で海上機動するための揚陸艦艇

 アメリカ海兵隊は2026年8月、新型揚陸艇「ASC(Ancillary Surface Craft:補助水上艇)」の1番艇を公開しました。

 海兵隊は対中国をにらみ、島嶼部で小規模部隊を分散配置・機動運用する作戦構想「遠征前方基地作戦(EABO)」を推進していますが、部隊展開の足となるマクラング級中型揚陸艦(LSM)の調達が遅延しています。

 こうしたなかで発表されたASCは、新規設計ではなくオーストラリアのバードン社が同国軍向けに建造した揚陸艇をベースとしており、その大きさは全長50m×全幅9m程度・積載量50トン前後と、LSM(100m×16m・500トン程度)よりもかなり小型の艦です。

 このASCは、LSMの遅延を補い、またEABOの運用コンセプトをテストし、発展させる実証艦としての役割を期待されているようです。

 海兵隊はASCがLSMと「重複するものではない」としており、LSMが「島嶼間で部隊を輸送する、より大きな揚陸艦」であるのに対して、ASCは「喫水が浅く、より大型の船では困難な、“最後の戦術的距離”の兵站支援を提供する」と、その違いを説明しています。

 今後、運用試験の段階に入り、海兵隊員と民間船員のハイブリッド・クルー体制での運用がスタートします。最終的には海兵隊による独立運用が構想されているようです。