飲酒運転撲滅訴え=3児死亡事故20年で黙とう―福岡

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 福岡市で2006年、飲酒運転の車に追突されて幼児3人が死亡した事故から20年となった25日、同市内で飲酒運転撲滅県民大会が開かれ、出席者らが飲酒運転「ゼロ」を誓う黙とうをささげた。
 大会には福岡県の服部誠太郎知事や高島宗一郎市長のほか、市民ら約450人が参加。服部知事は「飲酒運転はしない、させない、許さない、そして見逃さない」と強調した。
 壇上に立った3児の母大沼かおりさん(49)は「『遺族』と言われるたび、子供の写真を『遺影』と言われるたびに、つらく、それを苦しいと言うことができない日が続いた」と胸の内を吐露。「生きることがこんなにも苦しいのに、生かされている意味は何ですか…」と、20年の思いを込めた詩を朗読した。
 大会後、取材に応じた大沼さんは「飲酒運転の事故に巻き込まれてしまった家族は、同じ幸せを二度と構築することができない」と言葉を詰まらせ、「亡くなった人たちの代弁者だと思って伝え続けようと思う」と訴えた。
 県警は、九州の6県警と共に同日夕から一斉取り締まりを実施。福岡県内では繁華街周辺などで一斉検問が行われる。九州一斉での検問は初めて。沖縄県警も実施予定だったが、台風の影響で困難になったという。 
〔写真説明〕飲酒運転の車に追突されて幼児3人が死亡した事故から20年となり、黙とうする遺族の大沼かおりさん(左手前から2人目)ら=25日正午、福岡市東区
〔写真説明〕飲酒運転撲滅県民大会で詩を読み上げる、幼児3人を失った大沼かおりさん=25日午後、福岡市東区