アーセナルが、同クラブに所属するブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリのアル・ヒラル移籍に向けた交渉を進めているようだ。大手イギリスメディア『BBC』が24日に報じた。
現在25歳のマルティネッリは、2026-27シーズンでアーセナル在籍8年目を迎える。2019年夏、母国のイトゥアーノから完全移籍加入すると、同年12月に就任したミケル・アルテタ監督の下で着実に成長。爆発的なスピードを武器とした左ウイングとして名を馳せ、これまでにアーセナルでは公式戦通算278試合のピッチに立ち、62ゴール36アシストを記録。2022年3月にはブラジル代表デビューも飾り、FIFAワールドカップも2大会連続でピッチに立った。
ここまでアーセナルで順調にキャリアを積んできたものの、現在のクラブ内での立場は難しいものとなっている。今回の『BBC』の報道によると、アルテタ監督はマルティネッリを今シーズンの構想に含めておらず、その事実を選手本人に既に伝えたという。実際、今月16日に行われたコミュニティシールドのマンチェスター・シティ戦、および21日に行われたプレミアリーグ第1節のコヴェントリー戦は、いずれもメンバー外となっていた。
マルティネッリとアーセナルの現行契約は2027年6月30日をもって満了を迎えることもあり、アーセナル側は今夏の売却に向けて動きを進めている。先日には、スュペル・リグ(トルコ1部リーグ)4連覇中のガラタサライから、4500万ユーロ(約83億円)でのオファーが届いたと報じられたものの、マルティネッリ自身がトルコ行きを望まず、移籍交渉は破談したとのこと。しかしながら、今回、サウジ・プロフェッショナルリーグ(同国1部リーグ)の強豪であるアル・ヒラルからオファーが届いたようだ。
今回の『BBC』の報道によると、アル・ヒラルが用意した移籍金は5000万ポンド(約109億円)以上の金額だという。両クラブによる交渉は直近24時間で激化し、既に最終段階に入っている模様だ。
クラブ間交渉の合意は間近に迫っており、最後はマルティネッリ自身がアル・ヒラルでのプレーを望むか否か、選手本人の意思に委ねられることとなりそうだ。なお、マルティネッリに対して提示される年俸について、具体的な額は指摘されていないものの、アーセナルで同選手が受け取っている週給18万ポンド(約3900万円)を遥かに上回る金額になることが確実視されている。
アル・ヒラルは今季、2023-24シーズン以来、3年ぶりのサウジ・プロフェッショナルリーグ制覇に加えて、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のタイトル奪取も狙っている。現在のチームには、モロッコ代表GKヤシン・ブヌ、フランス代表DFテオ・エルナンデス、元同代表FWカリム・ベンゼマ、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、ポルトガル代表MFルヴェン・ネヴェスらが所属。今夏の移籍市場では、FIFAワールドカップ2026で日本代表からゴールを奪ったオランダ代表FWクリセンシオ・サマーフィルを、ウェストハムから引き抜いた。
アジア屈指と呼べる選手層を誇るなかで、今夏にはアストン・ヴィラからイングランド代表FWオリー・ワトキンスの獲得も狙っていることが明るみに出ている。果たして、マルティネッリはそんな“タレント軍団”に加わるのか。今後の動向に注目が集まっている。
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