政府は24日、生物、化学兵器などを用いた「CBRNE(シーバーン)」テロ対策に関し、専門家会議を創設して初動対応に生かすことが柱の行動計画を策定した。テロの兆候を把握するためインテリジェンス(情報収集・分析)機能の強化や、医療提供体制の充実、医薬品の確保を盛り込んだ。
CBRNEは化学、生物、放射性物質、核、爆発物の英語の頭文字。木原稔官房長官は首相官邸で開かれた関連会議で、「今後わが国がテロの標的となる可能性は否定できない」と指摘。「災禍から国民を守り抜くため速やかに実行する」よう指示した。
行動計画は(1)司令塔機能の強化(2)対処能力の向上(3)医薬品確保・医療体制拡充(4)諸対策の推進―の4項目で構成。専門家会議は医師や学識経験者に加え、自衛隊や警察でテロ対策に従事したOBらが参加する。テロ発生時に首相をトップとして設置される「テロ対策本部」の諮問機関として助言する。
〔写真説明〕CBRNEテロ対策会議で発言する木原稔官房長官(左から2人目)=24日午後、首相官邸