あの「家が3つあって…」叶えたい願いは家の退去 花澤香菜「私でよければやりますけど…」【しらぬひ】

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アーティストのあのと声優の花澤香菜が23日、都内で行われた短篇アニメーション映画『しらぬひ』の公開記念舞台挨拶に、三木眞一郎、メガホンをとった片野坂亮監督とともに登壇。叶えたい願いを明かした。

◆あの、叶えたい願い明かす

本作の内容にちなみ、今1つだけ願いを叶えてもらえるとしたら、何をお願いするか尋ねられると、あのは「退去届。退去手続きを…。今、家が3つあって…」と答え、「事情でいろいろ引っ越しているんですけど、退去ができないんですよ、苦手で。願いが叶うなら、今は退去をとにかく」とコメント。これに花澤は「それはマネージャーさんにやっていただくとか。私でよければやりますけど」と声をかけて会場の笑いを誘い、あのは「これは切実で、今モヤモヤしちゃっています」と語った。

さらに、自身が10歳の頃はどんな子どもだったか質問されると、あのは「大人しかったです。かなり引っ込み思案というか、人とほぼ喋れないけど、別に楽しく生きてるみたいな感じで、鉄の棒にずっとぶら下がっていました」と明かし、「それに30分以上ぶら下がって我慢をするっていうことをよくやってたので、我慢強さとか根性みたいなのはそっから来てます」とにっこり。我慢強さとか根性以外に得たものを追及されると「ちょっと空中で軽くなれる。どれだけ自分の体に体重をかけないでいられるかっていうのを意識してたので、それは今も生かしています」と返答。

これに花澤は「どこで?」と目を丸くして笑わせ、あのは「ライブとかでジャンプしたり動くので、めっちゃ疲れることしていても、省エネでできるというか。それは結構あります」と語った。

◆あの、作品の魅力アピール

最後に、PRコメントを求められたあのは「見終わったあとにどんな感想をいただけるかすごく楽しみですし、それぞれの今までの境遇だったりが映し出されるというか、必然的に自分と見終わったあとに向き合える映画になっているなと思っているので、ぜひ感想を教えてほしいです」とお願いし、「色んな酷な描写もあったりすると思うんですけど、それだけじゃなくて色んなところに散りばめられたキラキラがあるので、ぜひそこにも注目してほしいし、僕はそのキラキラがすごく印象的だなと思って見ていて、音楽もとてもいいので、すべてひっくるめてお楽しみいただければなと思っています」とアピールした。

◆映画「しらぬひ」

本作は、『君の名は。』『すずめの戸締まり』のコミックス・ウェーブ・フィルムが見出した新たな才能・片野坂監督が描く短篇アニメーション映画。物語の舞台は1996年、夏の終わり。熊本の海辺の町で暮らす10才の少年・湊(あの)は、酒に溺れる父・マサル(三木)とふたりきりで息をひそめるように生きていた。唯一の心の拠り所は、弁天島に現れる少女の神さま“べんちゃん”(花澤)。彼女と過ごすひとときだけが自分を取り戻せる時間だった。しかし児童保護施設への湊の一時保護が決まり、べんちゃんとの別れの時が迫る。

湊は、ひとつだけ願いを叶えてくれるという海に浮かぶ不思議な光<しらぬひ>に祈りを捧げるが、父への憎しみが募るにつれ、その“祈り”は取り返しのつかない“呪い”へと姿を変えていく。喪失と赦しの果てに、湊が辿り着く「ほんとうの願い」とは−−。愛を求めるがゆえにすれ違い、憎しみに呑まれていく少年。その奥底で消え入りそうな心をそっと抱きしめる、愛の物語だ。