「ハコスカ」は箱、なら「ケンメリ」は? 歴代最多の67万台を売った “伝説のスカイライン” Tシャツも爆売れ!

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新型の登場も予定されている日産「スカイライン」は、同社を代表するスポーツセダンです。特に歴代トップの販売成績を誇った4代目の通称「ケンメリ」は今なお人気のモデルですが、この愛称の由来はいったい何なのでしょうか。

歴代トップの販売成績を誇った「ケンメリ」

 来年2027年にも新型が発表される見込みの日産「スカイライン」は、同社を代表するスポーツセダンです。スカイラインは1957年にプリンス自動車(1966年に日産へと吸収合併)から発売。特に日産ブランドのクルマとなった3代目(C10型、1968年~1972年)、4代目(C110型、1972年~1977年)は大ヒットを記録し、今なおクラシックカーとして高い人気を誇ります。

 ところで、この3代目と4代目のスカイラインは、それぞれ「ハコスカ」「ケンメリ」などの愛称で呼ばれることがあります。このうち3代目の「ハコスカ」という愛称は、箱型の外観デザインから自然に呼ばれるようになりましたが、では「ケンメリ」はいったい何が由来なのでしょうか。

 実はこの愛称には、大ヒットのきっかけになった4代目スカイラインのCMキャッチコピーが大きく関係しています。

 当時のスカイラインは、3代目より「愛のスカイライン」というキャッチコピーを用いたイメージ戦略を展開していました。広告やCM映像などは、スカイラインに乗った若い男女が日本各地を巡るというロードムービー的な構成となっており、3代目の販売終了まで好評を維持しました。

 そして1972年9月に登場した4代目スカイラインでは、このイメージを踏襲しつつ、さらに進化させた広告戦略が採られました。イメージキャラクターには男性に「ケン」、女性に「メリー」という名前が付き、CMソングにBUZZ(バズ)の『ケンとメリー~愛と風のように~』を起用。「ケンとメリーのスカイライン」のキャッチコピーで、大々的な宣伝を行いました。

 結果、これらの広告戦略は社会現象といえるほどの大ブームに発展しました。前述のCMソングは30万枚を超えるヒットとなり、またディーラーなどでノベルティグッズとして用意されたTシャツは、あまりの人気から一般販売され、こちらも32万枚が売れたといわれています。

 さらに、第15作のCMのロケ地に選ばれた北海道美瑛町に立つ木は「ケンとメリーの木」といわれ、定番のデートスポットに。4代目スカイライン自体も、歴代トップとなる約67万台のベストセラーとなりました。

 なおスカイラインは、その後の世代でも独自のキャッチコピーを用いた広告を展開。ファンからも「ジャパン」(5代目)、「ニューマン」(6代目)、「セブンス」(7代目)など、CMにちなんだ愛称が付けられています。