北海道新幹線「新函館北斗~札幌」間の建設工事において、「羊蹄トンネル(比羅夫)他工区」の掘削が完了しました。
「羊蹄トンネル」札幌方の工区で掘削完了
JRTT鉄道・運輸機構は2026年8月19日、北海道新幹線の「羊蹄トンネル(比羅夫)他工区」の掘削が8月18日に完了したと発表しました。
建設が進められている北海道新幹線の新函館北斗~札幌間のうち、羊蹄トンネルはニセコ町と倶知安町にまたがる、全長9735mのトンネルです。このうち札幌方の5569mが比羅夫(ひらふ)工区です。
羊蹄トンネルの掘削は2016(平成28)年12月にスタートしましたが、比羅夫工区では2021(令和3)年7月にシールドマシンが岩塊に遭遇し、札幌方の坑口から約3.5kmの地点でストップ。その後、この岩塊が10mを超える巨大なものであることから、一時は工事が中断となりました。
しかし2022(令和4)年3月、岩塊のある場所へ回り込むように別の小さなトンネルを掘削し、岩塊を破砕する作業が開始されました。岩塊は1年に及ぶ破砕作業を経て克服され、2023(令和5)年には本掘削を再開。そして、このたびシールドマシンが工区の終端に到達し、掘削完了を迎えました。
なお今回の掘削完了により、全部で40工区ある新函館北斗〜札幌間のトンネルは、28工区で本坑の掘削が終わったことになります。また、羊蹄トンネルでは2028年3月まで比羅夫工区の建設が行われる予定であり、新函館北斗方の有島工区(約4200m)でも、シールドマシンによる掘削などが進められています。