ウクライナ軍がイギリスで開発された自爆ドローンを使用していたことが、2026年8月16日、イギリスメディアの報道により明らかになりました。
イギリスは4月に大量のドローンを供与
ウクライナ軍がイギリスで開発された自爆ドローンを使用していたことが、2026年8月16日、イギリスメディアの報道により明らかになりました。
イギリス製のドローンは、約半年前からロシア本土に対して使用されていたようです。これらのドローンは、4月に発表された過去最大規模の支援パッケージの一環として供与されたもので、長距離攻撃が可能な攻撃用ドローンを含む数万機がウクライナに提供されています。
そのため、複数のメーカーが製造したドローンが使用されているとみられますが、その中でロシア領内での使用が明らかになっているのが、BAEシステムズ傘下のカレン=レンツが開発した「ニャン・ワンウェイ・エフェクター」です。
同機は長距離を自律飛行し、センサーによって目標を捜索・識別したうえで突入する、一方向攻撃型の無人機です。ロシアが多用している「シャヘド136」型の自爆ドローンに近い運用形態といえます。ただし、同機はジェットエンジンを搭載しており、レーダーに捕捉されにくいステルス性も考慮された機体となっているようです。巡航速度は約222km/hで、最大20kgのペイロードを搭載でき、公称航続距離は250km以上とされています。
なお、ロシア領内への攻撃に使用されたイギリス製ドローンは、ほかにも存在するとみられます。こちらは航続距離が1,000kmを超えるとされているものの、詳細は明らかになっていません。
これらのイギリス製ドローンは、ロシア領内の深部にあるモスクワ近郊の石油関連施設や、大手オンライン小売企業の倉庫などを攻撃対象としているようです。こうした一連の攻撃により、ロシアの製油所の稼働率が大きく低下しており、7月の原油処理量は21年ぶりの低水準になったとの情報もあります。
なお、ロシア領内でイギリス製の自爆ドローンを使用することについて、イギリス政府から明確な発表はありません。ただ、事実上これを許容している可能性も指摘されています。イギリス紙「タイムズ」は、国防関係者の話として「イギリスはもはやロシアへの攻撃を恐れていないことを示している」と報じています。じています。
艦艇や未舗装の地面からも発進! これが、イギリス製のステルス自爆ドローンです(映像)