アメリカ海軍は2026年8月17日、最新鋭空母「ジョン・F・ケネディ」が大西洋沿岸沖での4日間にわたる受領試験(Acceptance Trials)を終えたと発表しました。
2027年春には引き渡しか
アメリカ海軍は2026年8月17日、最新鋭空母「ジョン・F・ケネディ」が大西洋沿岸沖での4日間にわたる受領試験(Acceptance Trials)を終えたと発表しました。
受領試験とは、乗組員が主体となって実施する一連の試験で、引き渡しを予定している艦艇が契約上の仕様に従って建造されていること、また乗組員が洋上での任務を遂行するために十分な訓練を受けていることを確認するものです。
同艦は今回、大西洋沿岸沖で4日間にわたる航海試験を実施し、8月15日に受領試験を無事に完了しました。航空母艦新造計画(PMS 378)のプログラム・マネージャーを務めるマーク・ジョンソン大佐は、「この数日間、将来のUSSジョン・F・ケネディの乗組員は非常に素晴らしい成果を上げ、この艦を海軍のために実際の任務へ投入する準備が整っていることを示しました。この節目は、乗組員である水兵たちと、海軍・産業界から成るチームが共有する強い責任感の証です」とコメントしました。
アメリカ海軍によると、現在の建造進捗率は98%となっており、次は予備受領(Preliminary Acceptance)に進みます。その後、同艦固有のシステムについて洋上での試験・評価を開始する予定です。最終的な引き渡しは2027年春に予定されているとのことです。
「ジョン・F・ケネディ」は、最新鋭にして現在、世界最大級の空母シリーズであるジェラルド・R・フォード級原子力空母の2番艦です。艦名は、第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディに由来します。
同艦は当初、2020年に就役する予定でしたが、電磁カタパルトや兵器用エレベーターなどの技術的課題に加え、建造途中での設計変更などにより、大幅なスケジュール変更が実施されています。その影響を受け、アメリカ海軍は2026年中に退役する予定だったニミッツ級原子力空母の1番艦「ニミッツ」について、退役時期を少なくとも1年間延期する方針を打ち出しています。