ウクライナ無人システム部隊は、ロシアが一方的に併合したクリミア半島で、燃料輸送車列に対する攻撃を強めています。
クリミア半島へ燃料輸送を行うロシア軍の車列が攻撃を受ける
ウクライナ無人システム軍の第414独立無人システム旅団は2026年8月3日、ザポリージャ州プリモルスクで、ロシアが一方的に併合したクリミア半島へ燃料輸送を行うロシア軍の車列を攻撃する様子を捉えた映像を公開しました。
公開された映像は、3台の燃料輸送トラックと護衛車両で構成される車列が標的となり、燃料輸送トラックのみがピンポイントでドローン攻撃を受ける様子を捉えています。
第414独立無人システム旅団は3台の燃料輸送トラックのうち、1台のみがクリミアへの燃料輸送に成功したと報告しています。燃料輸送トラックを護衛していた車両は、ウクライナ軍の攻撃に対し、有効な反撃が出来なかったとみられます。
ウクライナ軍は、ロシアによるクリミア半島への燃料補給の寸断を狙った攻撃を強めています。
アメリカのシンクタンク・戦争研究所(ISW)は今月、ロシア占領下のクリミアは、ウクライナ軍による物流やエネルギーインフラへの攻撃が激化したことで、燃料や電力、水の不足に直面し続けていると指摘しています。
ウクライナ国防省情報総局(GUR)は今月に入り、クリミアでは燃料価格や食料価格の上昇がロシア本土よりも大きいと報告しています。
なお、ウクライナ無人システム軍は、同国が2024年に創設した世界で初のドローンの運用に特化した独立軍種です。第414独立無人システム旅団は、コールサイン「マジャール」の異名を持つロバート・ブロヴディ司令官が創設し、ロシア軍の車両や防空システムなどへの攻撃を繰り返しています。
【映像】ロシア軍の燃料輸送車列が壊滅する瞬間