若き“GTO”が跨った2台の名車!「ゼファー」&「ZII」ってどんなバイク? 鬼塚英吉こだわりの使い分けとは

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大ヒット漫画『GTO』の主人公・鬼塚英吉。高校時代を描いた『湘南純愛組!』では、カワサキの「ゼファー1100」と「750RS」、通称Z IIを乗り分けていました。どのようなバイクだったのでしょうか。

“普段乗り”はゼファー1100、“ここぞ”はZII! 鬼塚の2台

 伝説の教師を描いた漫画『GTO』の主人公・鬼塚英吉。その高校時代を描いた前作が『湘南純愛組!』です。2020年には寛一郎さん主演で実写ドラマ化され、2026年7月には反町隆史さん主演の新たな連続ドラマ『GTO』も始まりました。

 鬼塚英吉は、暴走族の元リーダーで、長年にわたってオートバイに乗り続けているという設定です。そのため、作中にも様々な車種が登場しますが、彼が乗り分ける代表的な2台が、普段使いの「ゼファー1100」と、ここぞという場面でまたがる「750RS」、通称ZII(ゼッツー)です。

 日常をともにするゼファー1100と、特別な場面で登場するZII。それぞれの実車は、どのようなバイクだったのでしょうか。

 鬼塚の普段使いとして登場するゼファー1100は、1992年に発売されたゼファーシリーズの大型モデルです。1062ccの空冷4気筒エンジンを搭載し、カウル(車体を覆う樹脂製カバー)を持たない車体や丸目ライトなど、シリーズ共通の簡潔な姿を受け継いでいました。

 シリーズの出発点となった400ccの初代ゼファーは、レーサーレプリカが人気を集めていた1989年に登場しました。最高出力を追うのではなく、空冷2バルブエンジンや扱いやすさ、カウルを持たない簡潔な姿を重視したモデルです。

 WEBオートバイが2025年12月17日に掲載した1989年当時の開発者インタビューでは、性能を最優先するレーサーレプリカとは異なり、街中や峠道でも楽しめる扱いやすさを追求したと説明されています。こうした性格が支持され、ゼファーはネイキッドブームを代表するモデルとなりました。

 1992年に加わったゼファー1100も、カウルを持たない姿や扱いやすさを大型車へ広げた1台です。鬼塚の普段使いとして描かれたことは、同車が登場した1990年代の空気とも重なります。

国内向けに専用設計! 受け継がれたZIIの正体

 もう1台のZIIは、正式には「750RS」と呼ばれるカワサキのバイクです。1973(昭和48)年、海外で大ヒットしていた「Z1(900スーパー4)」の国内向けモデルとして発売されました。

 海外向けのZ1は903ccだったため、当時の自主規制による国内販売の排気量上限に合わせ、総排気量746ccの750RSが開発されました。エンジンはZ1を基礎としながら、シリンダー内径にあたるボアと、ピストンの移動量にあたるストロークを小さくするなど、国内向けに専用化されています。

 750RSは、総排気量746ccの空冷DOHC4気筒エンジンを搭載し、最高出力69馬力を発揮しました。Z1の姿と技術を国内の750ccクラスへ受け継いだモデルとして、現在まで語り継がれています。

 普段使いのゼファー1100に対し、ZIIは“ここぞ”という場面で登場します。このZIIは、暴走族「暴走天使(ミッドナイト・エンジェル)」の初代総長で、鬼塚の師ともいえる真樹京介から受け継いだ特別な車両です。こうした設定が、ZIIの特別な存在感を際立たせていました。

 2020年の実写版『湘南純愛組!』も、公式サイトで「こだわりのバイクや衣装まで当時を完全再現」と紹介され、バイクは1990年代の作品世界を表す重要な要素として扱われました。

 若き鬼塚が乗り分けたゼファー1100とZIIは、いずれもカワサキの歴史に名を残すモデルです。

 前述したような設定を背景に、鬼塚の人物像を象徴する特別な1台としてZIIは描かれていると言えるでしょう。

【カッコイイ♪】鬼塚英吉が愛するカスタム「ZII」です!