「笑顔増えた」避難所に遊び場=居場所作り課題、地震ごっこも―熊本地震

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 熊本地震の被災地では、保育園や学童クラブが休止を余儀なくされ、子どもたちの居場所作りが課題となっている。大きな被害のあった八代市の避難所では、支援団体が体育館内に遊び場を作り、子どもたちがボールやゲームで遊ぶ姿が見られた。
 避難所となっている八代市立第二中学校の体育館。2階のスペースに各種ゲームや段ボールベッドを備えた遊び場が作られ、小学生や高校生がおしゃべりをしたり、カードゲーム「ウノ」で遊んだりしていた。女子高校生(15)は「日常に戻った気がする」と語り、隣にいた男子高校生(15)も「みんなの笑顔が増えた」と口にする。
 この避難所では、高校生らが小さい子どもたちの面倒を見るボランティアとして活躍している。一息つける場所を求める声もあり、子ども支援のNPO法人「Chance For All」(東京都足立区)がトランプやボードゲームを持ち込むなどして遊び場作りに協力した。
 同法人の小島寛太さん(27)は、子どもが抱えるトラウマが気がかりだという。未就学や小学校低学年の子どもたちが「地震だ」と積み木を崩したり、「救急車呼んで」「人工呼吸やって」とやりとりしたりする「地震ごっこ」を見た。「実際の救急現場を目にしたのかもしれない」と表情を曇らせる。
 幼い子は気持ちをうまく言葉で表現できないことが多いが、小島さんは「遊びが気持ちの整理につながることもあるのだろう」と感じている。「非常時は『遊んでいる暇があったら…』と枕ことばのように言われるが、むしろ今は遊びが必要だ」と思いやった。 
〔写真説明〕地震により校舎に亀裂が入った小学校=6日、熊本県八代市
〔写真説明〕地震により亀裂が入った小学校の校庭=6日、熊本県八代市