複数クラブが関心を寄せるMFグスタボ・プエルタに対して、ラシン・サンタンデールのチェマ・アラゴンSD(スポーツディレクター)は、契約解除金満額の支払い以外で手放すつもりはないようだ。6日、スペイン紙『アス』が報じている。
15年ぶりにラ・リーガに帰ってきた“カンタブリアの古豪”において、去就が注目を集める選手がいる。グスタボ・プエルタ。現在23歳のミッドフィルダーは、セグンダ(スペイン2部)で優勝ならびに1部昇格に大きく貢献した後、コロンビア代表として出場したFIFAワールドカップ2026でも5試合すべてスタメンでプレーしており、その輝かしい活躍で名を轟かせている。
すでにプエルタに対するオファーは届いているが、ラシン・サンタンデールは2000万ユーロ(約37億円)を下回る金額では手放すつもりはないようだ。スペイン紙『アス』によると、このW杯戦士と2029年夏まで契約を結んでいるラシン・サンタンデールは、ホルヘ・サリナス(バルセロナなどのビッグクラブがこぞって注目)と同様に、契約解除金満額が支払われない限り、放出しないという姿勢を堅持しているとのこと。「1部復帰のシーズンに向けて盤石なチーム編成を目標としており、チームの要を手放したくないため」と併せて伝えた。
そしてチェマ・アラゴンSDは、他クラブからの関心を呼び起こしているプエルタとサリナスについて、「両選手は契約下にあり、解除条項の金額が支払われなければ、我々がどう返答するかは明白だ。クラブの取り組み、つまり既存の戦力を維持しようとする姿勢を強調しておきたい。彼らへのオファーは届いているけど、クラブにとっての選択肢は、主力選手を放出することではなく、チームを強化することに他ならない。我々は、2人のことを大変高く評価している」と易々と現金化するつもりはないことを強調した。
また、セルヒオ・カナレスの復帰を実現させた立役者のひとりは、「この件が夏全体の動きを左右する。彼らを起用できないとなれば、スポーツ面でも財政面でも大きな影響が生じる」と付け加えている。
北中米W杯でベスト16に進出したプエルタは、遅めのバカンスを経て、チームに先日合流。アラゴンSDは、「彼らはトレーニングの競争を高めてくれているし、オフも気を緩めることはなかった。まさにプロフェッショナルで、チームメート全員が彼らの復帰を喜んでいる」と評価。続けて、「もちろん、ずっとここにいて欲しいと願っている。それは我々の夢でもある。けどもし、ビッグクラブからオファーが届けば、事態はより複雑になるだろう。移籍のチャンスがあったにもかかわらず、彼らはそうした道を選ばなかった」と現時点では残留の意向だが、この先のオファー次第では状況が一転する可能性もあると述べている。
移籍市場は現地時間9月1日まで。北中米W杯で評価を高めたプエルタは、このままラシン・サンタンデールで新シーズンを戦うのだろうか。