首都高の延伸計画「核都市広域幹線道路」に新展開! さいたま市が“中間ICの新設”を要望へ そこは田んぼのド真ん中!?

データセンター電力問題の解決策

首都高の延伸部として計画されている核都市広域幹線道路に、さいたま市が新ICの設置を要望する方針です。どのような効果があるのでしょうか。

都市計画道路との交点に設置を要望

 さいたま市は2026年7月27日、国が計画を進めている「核都市広域幹線道路(埼玉新都心線~東北道付近)」に新たなインターチェンジの設置を要望すると発表しました。

「核都市広域幹線道路」の計画は、「さいたま見沼」出入口で終点となっている首都高S2埼玉新都心線を東へ延伸、東北道方面へつなげるものです。「核都市広域幹線道路」自体は、外環道と圏央道の中間に位置する環状の構想路線ですが、そのルートの一部が合致することから、埼玉新都心線~東北道付近の事業名にそのまま用いられています。

 そのルートは「見沼たんぼ」を横断すると見られますが、今回、さいたま市が設置を要望するとしている新ICは、まさに見沼たんぼのど真ん中に位置する見込みです。市が整備を進めている都市計画道路「大間木丸ケ崎線」との交差部に設けるとしています。

 大間木丸ケ崎線は、さいたま市の南端付近を走る県道「南浦和越谷線」から北へ伸びる約5.5kmの道路として計画されています。将来的には蓮田市内で県道「さいたま栗橋線」へとつながります。さいたま見沼ICが接続している「第二産業道路」と、東北道の側道である国道122号のあいだにもう1本の南北道路を整備するイメージです。

 この路線は、南浦和越谷線との接続部からJR武蔵野線を越え、国道463号の現道やバイパスと交差し、芝川の手前付近までがすでに整備されています。しかし、芝川から見沼たんぼを越えて東武アーバンパークラインの七里駅付近へ至る中間部は「未整備」または「事業着手見込み」となっており、影も形もありません。他方、さいたま市と蓮田市との市境周辺も一部が整備済みです。

 核都市広域幹線道路は東北道が終点ではなく、その少し東側、将来的に浦和美園~岩槻間での延伸事業がスタートした埼玉高速鉄道が通る新たな「産業集積拠点」付近までの延伸が予定されています。さいたま市の要望はこれらの事業計画を踏まえたもので、中間ICを設けることで、大間木丸ケ崎線の整備効果を最大化させる考えです。

 なお、肝心の核都市広域幹線道路は「北側ルート」「南側ルート」というふたつのルート帯案が示された段階で、まだ確定はしていません。

 市の担当者は取材に対し、「今後はルート帯案がひとつに絞られる見込みですが、当然、大間木丸ケ崎線の周辺区間も(要望した)新設ICと一体で整備していきたいと考えています。ルート確定には相応の時間を要する想定なので、本区間の事業化は当面先になるでしょう」とコメントしています。