「イオンモール熊本」(熊本県嘉島町)が爆発した事故で、施設に入る雑貨店の運営会社「ハビタ」(熊本市)は3日、地震後に屋外避難した女性従業員2人に対し、施設内に戻って売上金を金庫に移すよう指示したと明かした。その後、2人は爆発に巻き込まれ死亡。同社の湯瀬剛二営業部長は「後悔しかない」と謝罪した。
同社によると、亡くなったのは正社員の大竹玖瑠美さん(22)と契約社員の女性従業員(25)。2人は地震後、来店客を避難誘導した上で、屋外の駐車場に退避した。しかし、店長から2階店舗の売上金を1階の金庫に移すよう指示され、施設内に戻った。
3日午後、報道陣の取材に応じた湯瀬営業部長は「戻れるのであれば、売上金を金庫に保管してほしい」と店長を通じて指示したと説明した。施設に戻る際にはイオン側から許可を取ることも求めたという。
爆発は7月28日午後5時50分ごろ発生。ハビタによると、指示を受けた大竹さんらは、同35分前後に施設内に戻ったとみられる。その際、入り口付近にいた顔なじみのイオンモール従業員から「気を付けてね」と声を掛けられたという。
〔写真説明〕イオンモール熊本の爆発事故で亡くなった大竹玖瑠美さんのひつぎを乗せ、葬儀場を出る霊きゅう車=3日午後、熊本市西区