真夏でもキンキン冷え冷え、“真冬のリゾート並み”の場所が東京にあった! 西武新宿線に

スマートレジ普及に2つの追い風

水のレジャーすら尻込みするほどの酷暑が続く夏。そうしたなか東京でも「真冬並み」の環境でスポーツができる場所があります。夏こそ「アイススケート」かもしれません。

超涼しい! 真夏のアイススケート場

 暑い! 全国で40度を超える酷暑日も相次ぎ、海水浴すら尻込みする人が多いとも報じられています。東京でも、もはやこの暑さをしのげる場所なんて無いのでは……そうしたなかで誘われたのが「アイススケート」でした。

 確かに、アイススケート場ならばきっとキンキンだ! そこで向かったのが、西武新宿線 東伏見駅前すぐにある「ダイドードリンコアイスアリーナ」(西東京市)です。

 いざアリーナに入ってみると「マジで寒い!!」。長袖シャツのほか、使わないだろうと思いつつ持ってきていたカーディガンまで慌てて羽織ることとなりました。

 東京都内でアイススケート場はそう多くありません。かつては西武沿線だと歌舞伎町にも、池袋にも、高田馬場にもありましたが、それらは全て姿を消しています。そうしたなかで西武新宿線は、東伏見のほか、直通している拝島線の東大和市駅にも西武グループのアイススケート場が立地するという珍しい沿線なのです。

 ダイドードリンコアイスアリーナの一般滑走料金は大人1600円、こども(中学生以下)800円で営業時間内は滑り放題。レンタルシューズは大人600円、こども(同)400円です。

 何十年ぶりかのアイススケートでしたが、いざリンクに立ってみると、「意外と滑れるぞ……」。スキーを少しやっていたので、滑り方がやや似ていて、基本の滑走はなんとかできました。

 スケート経験のある同行者に「そこまでできるなら、足を横に開くように意識すると、よく進むよ」と教えてもらい、さらにスピードアップ。すぐに体が暑くなり、カーディガンもシャツも脱いでTシャツで滑りました。ただし、「転んだ時に危ないから手袋はつけてね!」とのこと。

 客入りもそこそこで楽しく滑れましたが、印象的だったのは、筆者のような初心者からプロを目指しているような上級者まで、様々なレベルの人が老若男女いたことです。テレビでしか見たことないような美しい回転をキメている人も多数!

 他にも、「あの人の滑り方上手いなー」と同行者に話すと、「あの人は膝をやや後ろに引くように滑っているね」と教えてもらい、実践するとさらに上達した気にもなりました。

休憩時間に登場する“乗りもの”がスゴイ!

 あと、気になったのが「整氷車」の存在です。定期的にリンクの氷を滑らかにするための休憩時間があるのですが、そこで登場するのが「ザンボニー」というメーカーエンブレムがついた“働くクルマ”でした。

「あー、ザンボのことね。この整氷のための休憩時間自体を『ザンボタイム』という人もいるよ」と同行者。ザンボニー車はアメリカのメーカーだそうですが、もはや整氷車そのものを指すほどの代名詞的メーカーなのだそうです。

 4時間ほどみっちり滑ると、もう足がガクガク。リンクから出ると体が湯気に包まれるほどの湿気と暑さに逆戻りで、なんだか氷が恋しくも感じるほどでした。アリーナは窓がないので外の様子に全く気づきませんでしたが、どうやら滑っているあいだにゲリラ豪雨が襲っていたようです。

 西武線の電車では現在、旧「としまえん」のプールを再現したという「西武園ゆうえんち」のプールの広告がズラリ見られます。そりゃ夏といえばプールですが、「夏アイススケート」も快適で楽しめるものでした。

 ちなみに、西武鉄道が2022年に東大和のスケートセンターをリニューアルした際の資料によると、スケートリンクが年々減っているのに対し、都内のフィギュアスケートリンク選手登録者は、この10年で2倍以上に増加し、スケートリンクの不足が目立っているといいます。やはり貴重な施設のようです。