猛暑の被災地、断水続く=「いつまで」避難疲れも―震度6強の宇土市など・熊本地震

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 震度6強の揺れを観測した熊本県宇土市では31日午後2時現在、約1万2200戸で断水が続く。夜は約400人が過ごす同市役所の避難所に身を寄せる女性(92)は、連日の猛暑で「こもりっきりだった」と話す。この日は一時帰宅して下着を替えたり体を拭いたりしたというが、「トイレも満足にできていない。いつまでこの生活なのか」と疲れた様子を見せた。
 妻や小学3年の長女(8)、1年の長男(6)と避難する会社員の男性(55)は仕事を休み、避難所で子どもの面倒を見ている。自宅は倒壊を免れたが、エアコンが壊れたため蒸し風呂状態という。「生活用品を取りに行くくらいで、長時間の片付けはできない」と諦め口調で話した。
 同じく震度6強を記録した熊本市南区。約8700戸で断水が続いており、同区城南町舞原の「火の君文化センター」では自衛隊の給水支援を受ける被災者の姿が目立った。自宅で「在宅避難」をする岡田愛さん(36)は息子の春ちゃん(3)と訪れ、「トイレが一番大変なので給水は本当に助かる。暑いので水分補給として飲んでもいる」と喜んだ。
 午後6時からは、地震後初めてとなる自衛隊の入浴支援も始まった。6歳と4歳の娘を連れて利用した30代女性は「3日ぶりにシャワーを浴びた。子どもは汗をかきやすいのでありがたい」と顔をほころばせた。
 同センターは避難所にもなっており、保健師や歯科衛生士らが連携して被災者の見守り活動をしている。同区役所の担当者は「避難の長期化による感染症の流行を防ぐためにも歯磨きや手指消毒を呼び掛けている」と話した。 
〔写真説明〕自衛隊が避難所に設置した仮設の入浴施設を利用する子どもたち=31日午後、熊本市