「令和8年熊本地震」によって破損した九州道などの3つの橋梁施設について、NEXCO西日本が損傷状況の情報を公表しました。
路面の段差や開きも深刻
NEXCO西日本は2026年7月31日、「令和8年熊本地震」によって破損した九州道などの3つの橋梁施設について、これまでに判明した損傷状況を発表しました。
損傷状況が明らかになったのは、九州道の宇城氷川スマートIC~八代IC間に架かる「川田橋」と、八代JCT~人吉IC間に位置する「片野川橋」、そして南九州道の八代JCT~八代南IC間の「妙見第一橋」です。
まず川田橋では、橋梁部のジョイントの損傷や橋桁のズレ、検査路の落下などの被害が確認されています。特に上り線の橋桁は、端部が横に倒れるかたちで座屈しており、通行する車両の重量を支えられなくなっているとのこと。また路面には段差や開きも生じており、それぞれ段差が約1m、開きは約0.5mと公表されています。
また片野川橋においても橋桁のズレのほか、路面の段差や開き(ともに約0.5m)が確認されています。上り線の橋桁はズレて橋台・橋脚から落下しそうな状態となっているうえに、橋台とぶつかり干渉している模様です。
そして妙見第一橋では、橋桁のズレによって路面に約1.5mの段差が生じました。ここは九州道へと合流する、南九州道の起点に当たる部分ですが、橋桁のズレは上下線とも大きく、車両の通行は難しい状況です。
NEXCO西日本は現在、有識者による現地確認を踏まえ、復旧工法などを検討しているとのことです。
なお九州道では2026年7月31日昼過ぎ現在、松橋IC~八代IC間が上下線とも通行止めとなっていますが、このうち松橋IC~宮原SA間については復旧作業が進捗し、同日中にも緊急車両のみ通行が可能となる見通しです。