レアル・マドリードに“電撃加入”したFWカルロス・エスピにとって、代理人を務めるペペ・セレール氏は“師”のような存在とのことだ。30日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
「彼は世界中のどのチームでもプレーできる」とは、セレール氏の最近の弁だ。そしてその言葉通り、カルロス・エスピは今夏、レアル・マドリードへと電撃加入した。圧倒的な空中戦の強さを武器にゴールを量産する“大型の9番(身長194cm)”は、レバンテのカンテラ出身でラ・リーガ初挑戦の2025-26シーズンにおいて、第18節セビージャ戦での初ゴールを皮切りに11得点をマーク。前半戦終了時点で降格圏に低迷していたレバンテが、後半戦の19試合で8勝4分7敗という成績で残留を果たしたのを見れば、もはや“救世主”以外の言葉で形容するのは難しいだろう。
そんな21歳の代理人を務めるのが、セレール氏だ。ラ・マシア育ちでバレンシアやビジャレアルでプレーした同氏は、エスピがアルジラでのキャリアを始めたばかりの頃にその才能をいち早く見抜き、レバンテのカンテラ入団とトップチームを経てレアル・マドリードへと上り詰めた今日に至るまで、長年キャリアを支え続けている。スペイン紙『マルカ』は、「この旅路において、セレールは常に良き相談相手であり、ガイドであり、そして師匠であり続けた」とピッチ内外で頼りになる存在だと伝えている。
実際、プレータイムが与えられなかった昨シーズンの前半戦は、ベンチやスタンドに追いやられたエスピに寄り添い、注目を集め始めた後半戦は、フィジカルトレーニングに対する意識向上を常に促してきたという。また、「この若き選手に無理をさせず、慎重かつ思慮深いアプローチで、地に足の着いた姿勢を保てるよう支え続けた」と「巧みな手腕」でエスピを一流の点取り屋へと育てたとのことだ。
そしてつい先日、『ラジオ・マルカ』に出演したセレール氏が、「彼は世界中のどのチームでもプレーできる」とそのポテンシャルを強調していた。レバンテの救世主から、レアル・マドリードの新9番へ。“二人三脚”で歩んできたエスピとセレール氏の物語は、ジョゼ・モウリーニョ新監督の下で新たな章がめくられた。