「用地取得が完了しました」 高速から「県都の中心まで10分以内」スマートICいよいよ全面工事着手へ 将来“LRTの延伸先”にも

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宇都宮市街地の最寄りとなる東北道のスマートIC計画で局面が動きました。

押しも押されぬ観光地になった「大谷」のスマートIC

 宇都宮市で、市街地の最寄りとなる東北道「大谷スマートIC」の計画が進展しています。市は2026年6月に「上り線の用地取得が完了」したと発表。現在は工事着手の準備を行っているそうです。

 大谷スマートICは、東北道の鹿沼IC-宇都宮IC間で計画されているスマートICです。建設地の大谷地区はJR宇都宮駅から続く大通り(大谷街道)をまっすぐ進んだところで、中心市街地から10分以内での高速道路アクセスを可能とする計画です。

 この大通り上には宇都宮ライトレール(LRT)の“西側延伸”が計画されています。延伸先の終点は手前の県教育会館付近までとされていますが、さらに大谷スマートIC付近までの延伸が検討区間に位置づけられています。

 大谷スマートICは“本線直結型”で計画されており、上り線と下り線で出入口の位置が異なります。より高速道路に近い形で大谷街道に接続する下り線は2025年に着工していますが、上り線のランプは住宅街をかすめ、大谷街道に接続する別の都市計画道路を介する線形です。上り線側では住民の反対も根強く、用地取得に時間を要していたといいます。

 このため、2015年の事業許可以降、開通予定が複数回延期されてきました。現在のところ、開通は「2029年度以降」とされています。

 大谷スマートICは交通の結節点としての役割も担うだけでなく、大谷地区自体が、「大谷石」の産地として石を切り出した跡の巨大な地下空間が観光地となっているため、観光振興の面でも大きく期待されています。コロナ前には年間78万人が訪れていました。