山梨県大月市で国道139号「上和田バイパス」の一部である「大沢トンネル」が開通します。
国道139号に「新トンネル」開通へ
山梨県は2026年7月24日、大月市で整備を進めてきた国道139号 上和田バイパスの「大沢トンネル」が、7月31日(金)15時に開通すると発表しました。
国道139号は、静岡県富士市から山梨県大月市を経て東京都奥多摩町へ至る幹線道路です。特に大月市と、多摩川の源流がある小菅村とのあいだは唯一の幹線道路となっており、災害時の第二次緊急輸送道路としても利用されています。
この大月市から小菅村へ至る区間は、かつては標高1250mの松姫峠を越えるルートでしたが、この区間を約3.1kmの松姫トンネルで一気に抜ける「松姫バイパス」が2014(平成26年)に開通。極めて狭い、つづら折りの道路だった区間が直線的に結ばれ、所要時間は30分も短縮されています。
その一方、松姫トンネルの開通後は国道139号の交通量も増加しており、各地で拡幅やバイパス整備といった改良が順次進められています。
このうち、今回開通を迎える大沢トンネル(延長450m)は、深城ダムの南側近隣を貫く上和田バイパス(延長1507m)の一部です。県によると、大沢トンネルを含む上和田バイパスの区間もほかの峠区間と同様、狭く線形も悪いため大型車のすれ違いが困難だったとのこと。また落石や土砂崩落が頻繁に発生しており、通行の安全確保が長年の課題となっていました。
県は大沢トンネルの開通によって、「通行の安全性・円滑性の向上、交通事故リスクの低減や災害時の緊急輸送道路としての機能強化が期待」されると説明しています。また大沢トンネルの供用開始後も、バイパス事業区間内の残りの工事を引き続き進めていくとしています。