「断水・停電、いつまで」=避難生活、疲労の色濃く―熊本地震被災地

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 最大震度7の地震に襲われた熊本県では30日も、住民が不安な避難生活を送った。「断水や停電はいつまで続くのか」。被害状況の全容が見通せない中、被災者は疲労の色をにじませた。
 震度7を記録した宇城市の小川防災拠点センターには約960人が身を寄せる。避難生活を送る自営業の男性(58)は、妻が暑さなどによる熱中症で病院に搬送されたという。男性は「断水や停電があと何日以上続くか分かれば、他の地域に避難するかどうかの判断材料になるので教えてほしい」と切実な声を上げた。
 同じく震度7を観測した氷川町では、複数の家屋が倒壊し、道路が至る所で隆起している。築約70年の自宅が崩れた男性(68)は、がれきの中から貴重品や生活用品を探していた。自宅の一部は倒壊を免れたが、今は熊本市にある妻(67)の実家に身を寄せる。「昨夜も震度5弱の強い余震があった。危ないので、片付けをする余裕まではない」と諦めた様子で語った。
 震度6強の揺れに襲われた八代市の総合体育館には約700人が避難した。家族6人で避難してきた女性(57)は29日夜、震度5弱の地震で飛び起きたといい、「生きた心地がしない」と不安を吐露。自宅は断水と停電が続いており、「早く復旧してほしい。今はそれだけが願いだ」とつぶやいた。 
〔写真説明〕倒壊した自宅を見詰める男性=30日午前、熊本県氷川町