サッカーの競技規則を定める国際サッカー協議会(IFAB)がFIFAワールドカップ2026でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の誤運用があったことを認めたようだ。28日、『BBC』や『CNN』など各国のメディアが一斉に報じている。
問題となったのはアルゼンチン代表とスイス代表が対戦したFIFAワールドカップ2026・準々決勝での判定だ。1-1で迎えた72分、レアンドロ・パレデスと競り合ったブリール・エンボロが転倒し、主審は当初パレデスにイエローカードを提示。しかし、VARの助言によってオンフィールドレビューが行われた結果、パレデスとエンボロが接触していなかったことが判明し、パレデスへの警告が取り消されるとともにエンボロに2枚目のイエローカードが提示された。
67分に同点に追い付いたばかりのスイスは、この判定によって数的不利に。アルゼンチンの猛攻を凌ぎ続けたが、延長後半で2失点を喫し、史上初のベスト4進出はならず。試合後、ムラト・ヤキン監督は「主審は誤った判断を下した。審判を擁護する姿勢は理解できるが、今日の試合は台無しにされてしまった。あのような形で敗退するのは非常に辛い」と不満を吐露していた。
IFABはこの判定をめぐり、VARの運用ミスがあったことを認めた模様。警告や関するVARの介入は、制裁の対象となる反則を犯した選手を特定するためだけに認められるものであり、反則そのものの有無や内容を再検討、変更することはできないとした上で、アルゼンチンvsスイス戦のエンボロとパレデスの事象については規定の適用外だったと明らかにした。
なお、IFABは新シーズンや今後の国際大会に向けて、VAR規定の見直し作業を進めていることも明かしているという。
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