東京とさいたま市を結ぶ大幹線として機能している国道17号「新大宮バイパス」のうち、東京都内の暫定2車線区間を解消する工事が進められています。
暫定2車線だから「橋が片方無い」→かれこれ32年
東京都板橋区内で、国道17号「新大宮バイパス」の一部の橋桁を新設するため橋脚の補強工事が2026年現在、進められています。前後区間は4車線分が確保されているにもかかわらず、ここだけ2車線分が“欠けて”いるため、2.3kmにわたり暫定2車線となっている区間を解消すべく工事が進められています。
新大宮バイパスは上空に首都高5号池袋線・S5埼玉大宮線が通る、東京とさいたま市を結ぶ大幹線です。首都高との並行区間は6車線が確保されていますが、練馬区北町の国道254号「川越街道」から、首都高が合流する板橋区赤塚までの2.3kmは暫定2車線区間となっており、1994年度の開通から約32年を経ています。
この区間は急峻な地形の住宅街を貫いており、ほとんどの区間が掘割構造でつくられています。上を通る交差道路の立体部分なども4車線分のトンネル(函体)となっていますが、車線が意図的に狭められており2車線分しか使われていません。
というのも、途中の「赤塚高架橋」が、暫定2車線のため片側しか橋が架かっていないからです。100mほどの区間だけ橋桁が欠損し、橋脚だけが立っている状態は、上り線を走っていても分かります。
橋脚は現在、基礎の補強工事のためカバーなどがかけられています。この基礎補強工事は2027年5月末までとされていますが、大宮国道事務所によると2026年度は上部工にも着手する予定だそうです。
この部分が無いためか2.3kmすべてが暫定2車線となっている現状では、混雑が慢性化しています。
また、川越街道より都心側では、2020年に「放射35号線」が平面構造で環八通り(東京メトロ有楽町線平和台駅前)まで開通し、2024年には環八通りをアンダーパスする平和台トンネルも開通しましたが、やはり暫定2車線のため、こちらも混雑しています。
放射35号は平和台-氷川台間で「放射36号」となり、現在、氷川台から環七通りまでの未開通部の工事が進んでいます。ここが完成すると、環七通りから池袋駅西口にまっすぐ通じている4車線の「要町通り」に直結となり、新大宮バイパスが山手線まで延びることとなります。
新大宮バイパスの暫定2車線区間の4車線化も、この放射36号の整備に合わせて4車線化するとされています。放射36号の事業認可期間は2031年3月までです。