ドイツ代表がFIFAワールドカップの舞台で初のPK戦での敗北を喫した。
現地時間29日、FIFAワールドカップ2026・決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)が行われ、ドイツ代表はパラグアイ代表と対戦。試合は前半終盤の44分、MFマティアス・ガラルサ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ)のクロスボールからFWフリオ・エンシソ(ストラスブール/フランス)がヘディングシュートを叩き込み、パラグアイ代表が先制。対するドイツ代表は後半立ち上がりの54分、左サイドからカットインしたMFフロリアン・ヴィルツ(リヴァプール/イングランド)のクロスボールをFWカイ・ハヴァーツ(アーセナル/イングランド)が頭で沈め、同点に追いついた。
1-1のままスコアは動かず、延長戦も含めた120分間の戦いが終了し、決着はPK戦に委ねられる。先攻のドイツ代表は、1人目のハヴァーツ、4人目のFWニック・ウォルトメイド(ニューカッスル/イングランド)のシュートがGKオルランド・ヒル(サン・ロレンソ/アルゼンチン)に阻まれると、後攻のパラグアイ代表は3人が連続して成功させ、ドイツ代表は窮地に立たされる。パラグアイ代表4人目のFWアントニオ・サナブリア(クレモネーゼ/イタリア)は失敗し、5人目のDFファビアン・バルブエナ(グレミオ/ブラジル)に対してはGKマヌエル・ノイアーが(バイエルン)が躍動したため、一度はタイスコアに戻したが、ドイツ代表は6人目のターが無常にも失敗。パラグアイ代表6人目のDFホセ・カナレ(ラヌース/アルゼンチン)が決めたため、結果としては4-3でパラグアイ代表がPK戦を制していた。
この結果、ドイツ代表のFIFAワールドカップ2026はベスト32で終了。今大会、ドイツ代表は2014年のブラジル大会以来、3大会ぶりの決勝トーナメントに駒を進めたものの、1回戦で姿を消すこととなった。
データサイト『Opta』によると、ドイツ代表がFIFAワールドカップの舞台で、PK戦による敗北を喫するのは、これが初めてだという。過去には、2006年のドイツ大会・準々決勝のアルゼンチン代表戦、1990年のイタリア大会・準決勝のイングランド代表戦、1986年のメキシコ大会・準々決勝のメキシコ代表戦、1982年のスペイン大会・準決勝のフランス代表戦と、4度のPK戦を戦っていたが、いずれも勝利していた。
また、ドイツ代表はFIFAワールドカップに限らず、PK戦には滅法強く、メジャートーナメントでPK戦による黒星を喫したのも、今回が2回目だという。最後にPK戦で黒星を喫したのは、EURO1976・決勝のチェコスロバキア代表(※当時)まで遡る。同大会以降は、EURO1996・準決勝のイングランド代表戦やEURO2016・準々決勝のイタリア代表戦といった、数々の名勝負でもPK戦の末に勝利を手にしていた。
【ハイライト動画】ハヴァーツ同点弾も、ドイツ代表はPK戦で散る