日本代表のキャプテンを務めた板倉滉が、ピッチの外から見守ったブラジル代表との戦いを振り返った。
日本代表は現地時間29日、FIFAワールドカップ2026・決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)でブラジル代表と対戦し、1-2の逆転負け。W杯優勝を目標に掲げていたなか、その夢はノックアウトステージ初戦で潰えることになった。
スウェーデン代表戦の試合中にハムストリングの違和感を訴えて途中交代となった板倉は、前日練習で全体練習に復帰。ただ、やはりこの大一番でのプレーは厳しくベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。
同試合後、報道陣の取材に対応した日本のキャプテンは「外から見ていて本当によく戦ってくれてたし、どっちに転んでもおかしくないゲームだったかなと思いますけど、やっぱりここで終わるようなチームだと思ってなかったので、非常に悔しいですね」と仲間の健闘を称えつつも、ラウンド32での敗退に口惜しさを滲ませた。
試合終了直後には2失点目につながるボールロストを悔やみ、一目はばからずに号泣した川崎フロンターレの下部組織時代からの後輩である田中碧に寄り添う姿が印象的だった。
その後輩についての質問に対しては「誰のミスがという話じゃない」、「チームとして戦ってチームとして負けた」とあくまで結果に対する責任はチーム全員にあるときっぱりとコメント。
「別に彼がどうのこうのというか、彼のミスがどうのこうのということは全くなくて、チームとして戦ってチームとして負けたというそれだけです。僕としても悔しい思いもあるし、彼も悔しい思いはあったと思いますけど、まずは彼がいなかったら自分たちはここまで来れてないし、こういうサッカーというところを体現できてないというところがまずベースにあって、誰のミスがという話じゃなくて、悔しいです」
個人としては2大会連続でワールドカップを経験した中、この4年間を通じて世界のトップ・オブ・トップとの差がより縮まりつつあることを実感。それでも、今回のチームが本気で優勝を目指せるチームだという自負があっただけに、このタイミングでの敗退は受け入れがたいものでもあると、率直な想いも口にしている。
「ここで終わるチームではなかったなというのは、今率直に思うし、キャプテンとしてチームを助けられたかと言われたら、まだまだそんなことはなかったなと。そういう悔しい部分もありつつ、ただみんなが本当に一人ひとり意欲的にやってくれてるし、この雰囲気というところを作ってくれていたので、自分がどうこうということはなかったですけど、だからこそここで終わるチームではなかったなと」
「ただ、勝負というのは勝敗があって、勝敗が決まるものであって、ここで終わってしまって、それも自分たちの実力だなというところは認めないといけない。ただ、チームとして今後日本代表が強くなる道筋だったり、そういうところはチームとして提示できていたんじゃないかなと思います」
積み上げは感じながらも、世界のトップ・オブ・トップと本当の意味で肩を並べるには、個人としてもチームとしても、さらなる成長が求められる。遠藤航の離脱を受け、急遽キャプテンの重責を託された29歳は悔しさとともに新たな目標に向けて歩みを進めていく。
【ハイライト動画】激闘となったブラジル代表vs日本代表