エアバスは、巨大輸送機「ベルーガST」をフランスの博物館へ移送したと発表。約30年の役目を終え、今後は展示物として新たな任務に就きます。
1995年に就航
ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスは2026年6月24日、胴体上部が大きく膨らんだユニークなルックスが特徴の同社の輸送機「ベルーガST」の1機を、フランス・トゥールーズにあるアエロスコピア博物館へ移送したと発表しました。
「ベルーガST」は1995年に就航し、ヨーロッパ各地にある同社の製造拠点を結ぶ部品輸送の主力として活躍してきましたが、後継機である大型の「ベルーガXL」の導入に伴い、2025年に退役が発表されていました。
展示されるアエロスコピア博物館には、超音速旅客機「コンコルド」や総2階建て旅客機「A380」なども収蔵されています。エアバスは、この機体が同社の産業遺産と技術力の証であり、将来の航空業界を担う人々にインスピレーションを与える存在になるとしています。
「ベルーガST」は、過去には美術品「民衆を導く自由の女神」や、国際宇宙ステーションのモジュールを輸送した実績もあります。2027年半ば以降は、6機体制の「ベルーガXL」が部品輸送を担うことになります。