「まるでホテル」「最新型」長距離フェリー人気1位「さんふらわあ くれない/むらさき」人気の理由とは?

2026年、駆け込み事業承継に注目

乗りものニュースでは読者アンケートを実施。長距離フェリーランキングで第1位となった「商船三井さんふらわあ」の大阪~別府航路「さんふらわあ くれない/さんふらわあ むらさき」は、なぜ人気なのでしょうか。

最新型ならではの空間が好評

 乗りものニュースでは、2026年6月3日から15日にかけて、現在日本国内で運航されている15の長距離フェリー(運航距離400km以上、離島航路を除く)に関するアンケートを実施しました。今回は721件の回答をもとに、「2025年4月から2026年6月までの間に乗船したことがある長距離フェリー(複数回答可)」を1票1ポイント、乗船したものから「特に良いと思うフェリー」として挙がったフェリーを1票2ポイントとして集計しました。

 その結果、1位に輝いたのが「商船三井さんふらわあ」の大阪~別府航路「さんふらわあ くれない/さんふらわあ むらさき」(406ポイント)でした。どのような意見が集まったのでしょうか。

 同航路の最大の特徴は、2023年就航の新造船「さんふらわあ くれない/むらさき」が日本初のLNG(液化天然ガス)燃料船であることでしょう。全長199.9m、定員716名と巨大で、かつ環境に優しい次世代のフェリーです。ダイヤは大阪南港発が19時5分→別府港着が翌朝6時55分、別府港発は19時35分→大阪南港着は翌朝7時55分となっています。

「最新型の船だった」(男性・60代・近畿)
「船内の雰囲気がまるでホテル、レストランも美味しくてまさに移動する時間を満喫する空間だった」(男性・40代・九州、沖縄)
「とにかく音が静かでまるでホテルが動いているような静かさでした」(男性・30代・九州、沖縄)
「大阪↔別府は揺れがほとんど無く快適。スタッフが親切。少しでも迷っているとすぐに声を掛けてくれる」(女性・50代・近畿)
「船が新しくて豪華です。スタッフの方が子どもに親切に接してくださってファンになりました。ビュッフェもどこよりも美味しいです」(女性・40代・中部)

 個室指向を反映した最新型の船である点や、LNG燃料船ならではの静粛性を高く評価する声が多く寄せられました。ビュッフェのおいしさにも定評があるようです。それだけではありません。

「イベント多く、忙しいぐらい楽しい」(男性・30代・近畿)
「プロジェクションマッピング」(男性・60代・首都圏)
「スマホでドアキーから全て対応できること」(男性、・70代以上・近畿)
「ドミトリーにもテレビが付いており退屈な時間が無い」(男性・40代・中部)

 最新の船ならではの設備や、船内イベントにも高評価が寄せられています。もう一つ、高く評価する声の多かったのが、「昼のクルーズ」への就航です。

他にはない特別な「昼クルーズ」

「昼間の瀬戸内海カジュアルクルーズ」(男性・60代・中部)
「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズで乗船したので、特に別府着岸後朝8時まで船内にとどまれるのが良い」(男性・60代・首都圏)
「(昼のクルーズは)青い空と海と、多島美を眺めながら、さんふらわあが走って起こす長い波に、ふわっと飛び越える浮標が可愛いです。3つの橋をくぐる瞬間は見応えが有り感動します。他の船旅では味わえない幸福感が有ります。このクルーズプランをいつまでも続けていただきたいです」(女性・60代・中国、四国 ※意見から抜粋)

「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」は、夜間に運航されるフェリーを利用し、昼間の瀬戸内海を満喫できる年に数回の特別クルーズです。これで乗船したという人が多く、その思い出は通常の夜行運航よりも強く印象に残っている様子も伺えました。

 逆に改善ポイントとしては、次のような意見が挙がりました。

「あえて言うなら乗船時間が物足りない事、朝起きたらバタバタ下船で、もう少し乗っていたいという気持ちになってしまう」(男性・40代・九州、沖縄)
「神戸大分便と棲み分けが出来ていると言われればそれまでですが、手頃な価格ではなくなっているところ」(男性・30代・首都圏)
「風呂を深夜帯まで開けていて欲しい」(男性・50代・首都圏)
「船尾にLNGタンクが据わっていて後方の視界が遮られるのは残念」(男性・40代・近畿)
「夕食バイキングも事前に購入決済できればチケット端末で並ばなくても済むと思います」(男性・50代・近畿)

 なお、Wi-Fiがつながりにくいとの声も寄せられましたが、これについては2026年3月から「スターリンク」を活用した新しいサービスが導入されており、改善が期待されます。

 別府~大阪航路を1番に挙げた人は、フェリーの乗船回数が「10回程度」「それ以上」というリピーターも多く見られました。なかには、こんな意見もありました。

「さんふらわあ同士がすれ違うおおよその時間を、暗くても遠くでも探しますので、教えてください。1回目に乗船した時、お互いがライトアップしたのを見た時凄く感動しました」(女性、60代、中国・四国)