厚労省係長の男、部下に付きまとい=ストーカー規制法違反で起訴―30日判決・東京地裁

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 部下の20代女性に付きまとい行為を繰り返し、無断で自宅に侵入したとして、厚生労働省係長の男がストーカー規制法違反罪などで起訴されていたことが25日、分かった。18日に東京地裁で開かれた初公判で男は起訴内容を認め、検察側は「立場を利用した悪質な犯行だ」として拘禁刑2年を求刑。弁護側は罰金刑を求め、結審した。判決は30日に言い渡される。
 男は高林孝吏被告(39)=起訴休職中。検察側冒頭陳述によると、同被告は昨年4月以降、部下の女性に一方的に好意を抱き、業務用チャットを通じて「駅で見かけた」「かわいい」などのメッセージを複数回送信。職場で女性の姿や免許証、鍵などを盗撮し、同12月に職場から指導されても連絡をやめず、今年3月には無断で複製した合鍵で女性宅に侵入。下着を盗んだという。
 公判では女性の意見陳述書が読み上げられ、「被告は上司で、仕事を持ち出され返信せざるを得ない状況が続いた。事件で引っ越しを余儀なくされ、今でも帰宅後は部屋を確認しないと落ち着かない」と訴えた。
 被告人質問で高林被告は「好奇心が抑えられず興味本位で動いてしまった」と話し、謝罪した。
 厚労省の担当者は時事通信の取材に「職員が逮捕されたことは誠に遺憾。対応を検討している」とコメント。「本人に聴取できていない」として、懲戒処分は行っていないとした。
 起訴状によると、高林被告は昨年12月、女性に6回にわたりメッセージを送信。自宅に押し掛けるといった付きまとい行為を繰り返すなどしたとされる。