日本代表は現地時間23日、FIFAワールドカップ2026・グループF第3節のスウェーデン代表戦に向け、チームベースキャンプ地のアメリカ合衆国・ナッシュビルで練習を実施した。
ここまでの2試合、その献身性が際立っているのはMF堂安律(フランクフルト/ドイツ)だ。右ウイングバックとして守備面のタスクを完遂しながら、チームが押し込む状況では敵陣まで入り込み、得意の左足を用いて攻撃面でも存在感を示す。まさに、“なんでもできる10番”として、ここまで欠かせない存在となっている。
22日の練習後には、DF長友佑都(FC東京)が、日本代表の舞台裏に迫る人気コンテンツ『Team Cam』にて公開された選手ミーティングを受けての堂安とのやりとりを明かした上で、メディアの前で日本代表の背番号10の献身性を高く評価。「彼がすべて持っていく。それが堂安律だということを、ここで皆さんに伝えておきたいなと思います」などと主張していた。
ただし、堂安のなかには、何か特別なことをしている認識はないという。堂安に言わせれば、ここまで見せてきたプレーの数々は、今の日本代表に「それをしないと試合に出られない。そんなチームの雰囲気と競争がある」ため。熾烈な競争に身を置き、誰もが日本代表を勝たせるためのプレーを徹底できているからこそ、自らのプレーも自然と献身的になっている。
そんな堂安は、前回のカタール大会では、ドイツ代表戦&スペイン代表戦と、日本代表が劇的逆転勝利をやってのけた2つの試合でゴールを奪ってみせたが、今大会はここまでノーゴール。ただし、堂安は「自分が点を取ることよりも、チームが勝つことのプライオリティが高い」と主張する。こうした思いの裏にあるのは、日本代表の一員として戦う以上、必ず勝利を追い求めるという堂安の矜持だ。
「これまで日本代表として、他の国に負ける辛さも何度も経験してきています。やっぱり試合に負けたくない。目の前の相手が喜んでる姿がどうしても気に食わないですし、すべての試合に勝ちたいんです」
「特にこの3年半は、どんな強豪国が相手だろうと、相手にどんな有名選手がいようと、僕たちが喜ぶウィナーとしてピッチを去りたいという思いが芽生えてきています。勝利にこれほど飢えていることは今までのサッカー人生でもなかったので、とにかく勝ちたいですね」
堂安はチームファーストの発言を続けるが、それは自らが脇役に徹することを意味するわけではない。「僕自身、得点を取れる確信はある。まったく心配していないです」と堂安。彼らしく、「本当に自分のゴールが必要な時が来ると思っていますし、(自分の前にボールが)必ずこぼれてくるという謎の自信もあるので」と、力強く語った。
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