アブダビに拠点を構えるエティハド航空は2026年6月18日、2階建ての胴体を持つ超大型旅客機「エアバスA380」が成田~アブダビ線へ就航させました。日本へ同型機を就航させるのは、これが初めて。どのような狙いがあるのでしょうか。
機内に「ホテルの1室」が…?
アラブ首長国連邦アブダビに拠点を構えるエティハド航空は2026年6月18日、2階建ての胴体を持つ超大型旅客機「エアバスA380」が成田~アブダビ線へ就航させました。日本へ同型機を就航させるのは、これが初めで。同社はA380の導入について「画期的な瞬間」とアピールしています。
それにともなって同日、同社のアリク・デ最高収益・商業責任者が報道陣からの質問にこたえています。
同社のA380は4クラス構成で、最大の特徴は3席設置された最上級クラス「ザ・レジデンス」です。専用リビングルームやベッドルーム、シャワー付きバスルームを備え「民間航空における究極のラグジュアリー体験を提供する」としています。同機の日本就航によって、「ザ・レジデンス」が我が国で初めて導入されることになります。このほか同機には、エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスが設定されています。
アリク・デ氏はA380の導入について「需要があることも重要」としながらも、その狙いを「日本のお客様は素晴らしい品質のものを愛してくださる方々だと認識している」ともは話します。
「『ザ・レジデンス』や、世界最大級のファーストクラスを提供できることは非常に意義があります。日本におけるラグジュアリーに対する興味は、世界のほかの国と比べても突出していると思います」(アリク・デ氏)
また、本拠・アブダビ近隣の中東エリアでは現在、不安定な中東情勢が続いています。しかし同氏は「お客様が減っているという事実は統計上見られません」と話します。
「日本から出発する便はほとんど満席です。3月に状況が変化した当初の3週間は少し苦慮しましたが、それ以降は非常に堅調な搭乗率を維持しています。昨年比で15%増、搭乗率は90%以上を誇っています。それでも懸念される方のために、私たちは安心してご利用いただける仕組みを準備しています。例えば、私たちから購入されたチケットであれば、無料で変更が可能です。また、万が一何かが起こった際には、保険ですべてをカバーします。あらゆる安心の仕組みを整えて、皆様をお迎えしたいと考えています」(アリク・デ氏)
さらに今後同社は、日本における路線網を拡大する検討に入っているとも。
「エティハド航空は日々、毎年成長を遂げている企業です。昨年の成長率は25%で、その前年も、その前の年も25%でした。昨年の利益は7億ドル以上あり、利益率も非常に高いものを誇っております。これからも上昇基調にあると考えています。その中で日本は素晴らしい美しい国ですので、今回は東京での就航ですが、東京以外の大阪、名古屋、札幌などにも機会があると考えています」(アリク・デ氏)